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FX/為替予想「豪の労働市場は予想以上に強かった!それでも豪ドル/円は世界景気の見通し次第…」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/7/15

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・6月分の豪雇用者数は8.84万人増と予想の3.0万人増を大幅に上回る。失業率が3.5%まで低下、労働参加率が66.8%(前月66.7%)へ上昇した。(7月14日)。

・WTI原油価格は小幅下落。米国の大幅な利上げ観測など、主要国の急速な金融引き締めにより景気が圧迫されるとの見方が強まった。一時1バレル=90ドル台まで下落した(7月14日)。

・中国、上海では12-13日に新型コロナの大規模検査の実施、そして一部地域では部分的な封鎖が開始している。市場では4月の様に経済の混乱が再び拡大するとの懸念が強まっている(7月12日)。

・7月5日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.50%)通り0.50%の利上げを実施。声明は概ね前回と同じ内容で、経済指標次第では次回以降も大幅利上げの可能性を残した。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず。6月15日に公正労働委員会が最低賃金の5.2%引き上げを発表。これにより賃金指数の伸びも加速しそうだ。4-6月分は8月17日発表予定。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 消費者物価指数(CPI)は前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(+3.4%)を大きく上回る結果となった。4-6月期分は7月27日発表予定。

今日のメインシナリオ

豪の労働市場は予想以上に強かった!それでも豪ドル/円は世界景気の見通し次第…

豪6月雇用統計は予想を大幅に上回る結果。筆者の事前予想は大外れとなった。
この豪雇用統計の結果を受けて、RBAが8月の理事会で利上げ幅を拡大するとの思惑が強まっている。アメリカでは今月1%の利上げを実施する可能性が浮上(昨日よりは市場の折り込み度は下がった)。主要国の金融引き締めによる景気減速懸念は燻っている。日銀と他主要国の金融政策の差が意識されるか、世界経済の景気減速が意識されるか、材料次第となる。本日は米国にて多数の経済指標が発表される。予想以上の結果となれば、米国の1%利上げ期待が再度強まり、リスクオンの円売り。弱い結果となれば、リスクオフの円買い戻しとなりそうだ。
そのほか、中国の経済指標も予定されている。上海などで5月末まで実施されたロックダウンから、鉱工業生産がどれだけ回復したのか。4‐6月期のGDPにどれだけ影響を与えたのか確認することになる。一方で、現在上海市が再びロックダウン入りする懸念が燻っている。一連の結果が市場予想を上回れば、交易関係の強い豪ドルは買いで反応しそうだが、影響は限定的となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■米経済指標が好結果
⇒米経済は大幅利上げに耐えられると判断
⇒米利上げ幅拡大期待上昇
⇒景気は減速しないとの判断から、豪ドルは買われる
⇒豪ドル/円は上昇

チャート分析

今後の注目材料

中国の経済指標
米国の経済指標

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは晴れ。8時に豪ドル/円のRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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