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FX/為替予想「欧州通貨が総崩れ!今こそ強気でクロス円ショート!ドイツ貿易収支が31年ぶりの単月赤字に!」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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昨日の欧州時間からユーロが大きく崩れました。
思い当たる理由としては、月曜に発表されたドイツの貿易収支の単月赤字、さらにロシアからの天然ガス供給のパイプライン工事報道です。
これを受けて、火曜日の欧州時間からユーロが急落。
ユーロ/ドルも20年近くぶりの安値圏に突入しました。
欧州圏のリセッション入りが濃厚になった合図でしょう。利上げももしかしたらなくなるかもしれませんが、インフレ懸念から利上げを実行する場合、さらに苦しい経済状況になりかねません。まさか欧州経済がロシア一国により、コントロールされてしまう時代になってしまったことに、悲壮感が漂っている状況でしょうか。
7月は従来の円買いリスクオフ相場に期待したショート戦略に切り替えていきます。
以下、詳しく見ていきましょう。

目次

▼ユーロ/円 日足チャート
▼ネックライン137.90割れまでにはポジションを持ちたい
▼ドル/円もついに調整か?

ユーロ/円 日足チャート

ユーロ/円 日足チャート
出所:Trading View

ユーロ/円日足チャートです
ECBの利上げ期待にて、150円方向で予想をしておりましたが、撤回といたします。
今は売り一択でのショートトレード、少なくとも135円方向まで下落していくのではないかと考えます。
米国も長期金利と短金利のレートが逆転する、長短スプレッド逆転現象が本日から発生しました。
今年2回目でして、前回は3月31日〜4月2日のわずか3日間でした。
今回も一時的なものとなるか、完全に逆転した期間がしばらく続くのか、要注目でしょう。
この現象が一定期間起こりますと、半年〜1年以内に高確率でリセッション入りが過去の統計でわかっております。
よって、長期的なリスクオフを意識しなければなりません。
そのように考えますと、円は再び資金の逃避先として戻ってくる可能性があります。今回の世界経済はインフレ率の急騰により発生したリセッション状況です。
つまり、デフレーションの国に資本が向かいやすい状況になると考えます。よって、まさかの日本円高でしょう。
日本もようやくインフレ率が2%を超えた程度で考えますと、まだ余裕があります。小売などの物価もそこまで値上がりしておりません。
円高になれば、この輸入物価も自然と抑えられますから、日本にとってもプラスでしょう。
つまり、円高要因や日本にとっても好都合な円高相場がもしかしたらやってくるのではないかと今週から密かに期待を始めた次第です。

前置きが長くなりましたが、このようなファンダメンタルズに仮説を立てて、ユーロ/円の売りトレードを継続していこうと考えております。
4時間足で戻り売りの目安を見ていきましょう。

ネックライン137.90割れまでにはポジションを持ちたい

ユーロ/円 4時間足
出所:Trading View

ドル/円の4時間足では綺麗なトリプルトップの形状を形成中でしょうか。
ネックラインは137.90円前後です。ここに到達する前にショートポジションを1つ以上は作っておきたいところです。
筆者は、2つポジションを持っているのですが、もう1つ積み増しをしたいと考えております。
おそらく戻りが浅いショートトレンドの初動のような値動きをしているため、ぶっちゃけこの成行注文で入っていくか、139.00-139.50円に戻る機会があったら、迷わず売りをエントリーしても問題ないとは個人的には考えております。
ストップは140-141円に設置し、第一ターゲットは137.90円、第二ターゲットは135円といった具合で戦略をイメージしております。RCIは全て下向きです。4時間足ベースでは、売り継続のシグナルが点灯中です。

ドル/円もついに調整か?

ドル/円 4時間足
出所:Trading View

ドル/円4時間足に切り替えます。
こちらも136円手前からショートポジションを持っているのですが、欧州リセッション懸念は米国も同じです。
米国債の利回りは長短スプレッド逆転現象が再度発生しておりまして、今年2回目です。

米10年債利回り
出所:Trading View

図は米10年債と米2年債の利回りです。本日からわずかに逆転をはじめました。
この状態がしばらく続けば、景気後退のシグナルになります。この統計は過去に何度も散見されており、非常に確率が高いことで有名です。
米株式市場もさらに下落し、通貨もリスクオフ通貨に資本が集まるようになるでしょう。
リセッションを見越した長期国債の買いが入り始めておりますので、さらに10年債は買われることになると思います。つまり、長期金利の低下です。

そうなりますと後を追うように短期金利も徐々に下落していきます。利上げペース鈍化の可能性が強まれば、当然一旦はドル売りでしょう。
このようなバックグランドを察知し、ドル円は売りに転じました。
上昇トレンドラインは右方向に抜けてきております。
わずか1ヶ月で10円あげたドル/円ですので、5円ぐらいは調整しても良いのではないでしょうか。
ドル/円は132円台レベルまで下落を睨んでショートトレード開始しております。

直近見通し的には、まさかの日本円高に優位性を感じております。
この仮説が正しければ、正直、どのクロス円でもショート戦略は成功しやすいと考えます。
現在、筆者はドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円全てショートとしており、強気です。さらに売り増しを狙って、今週からはこの調整相場に賭けたいと考えております。

以上、ご参考まで。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
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・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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