読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替予想「豪ドル/円は米国の3連休を前に調整ムード?」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/7/1

最新号はコチラ

豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は続落。米景気の減速懸念が広がり、需要減退への思惑から1バレル=105ドル台まで下落した(6月30日)。

・習近平中国国家主席はゼロコロナ政策の堅持を表明した(6月29日)。

・5月分の豪雇用者数は6.06万人増と予想の2.5万人増を大幅に上回る。失業率は前月とおなじ3.9%に留まったが、労働参加率が66.7%(前月66.3%)へ上昇。過去最高となった(6月16日)。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず。6月15日に公正労働委員会が最低賃金の5.2%引き上げを発表。これにより賃金指数の伸びも加速しそうだ。

・6月7日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.40%)を上回る0.50%の利上げを実施。今後も大幅利上げの可能性がある。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 消費者物価指数(CPI)は前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(+3.4%)を大きく上回る結果となった。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は米国の3連休を前に調整ムード?

米国のインフレがピークアウトしたとの観測と米経済の減速懸念により、米国の大幅な利上げ観測が後退。月末のリバランスで米ドルが売り戻されたことも、米ドル/円が下落した一因だろう。米ドル/円の下落の影響から豪ドル/円も93円台半ば~後半で上値の重い動きとなった。
本日は中国にて6月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。昨日、中国国家統計局が発表した6月製造業PMIは50.2と予想(50.5)を下回ったが、好不況の境目と言われる50.0を今年2月以来初めて上回った。民間会社(Caixinと英マークイット)の調査となる本日のCaixin製造業PMIでも50.0を超えるようであれば、中国と交易関係の強い豪ドルにとっても追い風となる。

ただし、現在の相場のメインドライバーは米ドル。米景気後退の可能性を示す経済指標の結果が出れば、米長期金利低下、そして米ドル売りとなる。そのため、豪ドルは対米ドルで上昇しても、米ドル/円の下落幅が大きくなり、豪ドル/円はジリ安となりそうだ。
また、来週月曜日(7月4日)は米国の独立記念日で米国市場が休場となる。3連休を前にリスクを取りにくい状況であることから豪ドル円の上値はここ最近のレンジ内で収まりそうだ。

個別の想定シナリオ

■米国経済指標の弱い結果
⇒米国の大幅利上げ期待縮小
⇒米ドル/円は下落
⇒豪ドル/円は米ドル/円に引っ張られて下落

チャート分析

今後の注目材料

10:45 中国6月Caixin製造業PMI
23:00 米国6月ISM製造業景況指数

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは雨。5時に豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

f:id:navimedia:20200115123814:plain

経済指標カレンダーはコチラ

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。