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FX「ドルは強いが株価は弱い。リパトリのドル買いあり。リセッション懸念あり」

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総括

FX「ドルは強いが株価は弱い。リパトリのドル買いあり。リセッション懸念あり」

ドル円=128-133、ユーロ円=135-140 、ユーロドル=1.03-1.08

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨11位(最下位)、株価6位(9位)、貿易赤字と戦時経済で円安。岸田資産所得倍増政策はあるのか」
 ドル円週足は9週連続陽線と驚異的な伸びとなっている。まさにウクライナ紛争勃発以来円が弱い。戦争経済では「持たざる国」である円が弱い。今年の通貨番付の上位は持てる国が並んでいる。欧州も日本ほどではないが「持たざる国」でウクライナ紛争の直接的影響を受けるが、少しは利上げ機運があるので円よりは強い。日本の消費者物価も持ち直しそうだが、コアコア(生鮮、エネルギーを除く)ではまだマイナス圏だ。1-3月期の日本のGDPもマイナス成長が予想されているので日銀が金融緩和姿勢を変えることはないだろう。
 貿易収支は赤字が続いているがそれほど大きくはない。経常収支では黒字となる。やはり戦争経済という空気も円安をもたらしている。当局の円安けん制も静かになってきた。GW中は牽制発言もなかった。
130円でも落ち着いてくれば容認だろうか。
 就任以来、あまり経済や株価に関心のなかったような、むしろ金融所得課税などを打ち上げて株価にネガティブな発言をしていた岸田首相が、いきなりロンドンで「投資による資産所得倍増を実現する」と表明した。具体的な政策として少額投資非課税制度(NISA)の抜本的拡充や預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設を挙げた。帰国後何を打ち出すか楽しみである。

*米ドル「通貨2位(3位)、株価(NYダウ)10位(10位)ドルは強いが株価は弱い。リパトリのドル買いあり。リセッション懸念あり」
ドル上昇、メキシコペソに次いで2位に浮上。カナダドルも強い。北米3か国の通貨がウクライナから距離がることで強いのか。ただ株価は弱い。ダウが年初来9.46%安、ナスダックは22.37%安。利上げを嫌っている。株が下落すれば、米国の機関投資家は海外の資産を売ってリパトリしドル買いが出る。昨年から米株下落の予想をしている米系証券は多いが、BOA証券は「歴史的な相場下落はまだ終わっていない」とする。「リセッションショック」が急激に織り込まれ、より長期にわたる大幅なインフレと利上げショックを市場が想定したために、問題となっているとした。
 元FRBのクラリダ氏やクオールズ氏もFRBは予想以上の利上げを迫られ、その結果、リセッションに陥る可能性が高いと警告した。一方、イエレン米財務長官は今後1年の底堅い成長を予想していると述べ、米金融当局がインフレ抑制に向けて行動する中、「ソフトランディング」は可能だとの考えを示した。
 3月の貿易赤字は前月比22.3%増の1098億ドルと過去最大となった。ただ貿易赤字のドル売りよりも、利上げによる投機的なドル買いとリパトリのドル買いが今のところ勝っている。また米国も資源国なので資源取引に必要なドル買いも出ているのだろう。
 戦時体制での経済が続くので不安な空気の中でのドル買いはまだ止まらない。

*ユーロ「通貨8位(10位)、株価13位(13位)DAX)利上げ観測強まる。経済指標がついてこない」
 対ドルでは弱く1,2月の1.14台から1000ポイント下落、それでも対円では強く、年初来高値の140円からは大きく下落していない。如何に円が安いかを物語っている。このところは同じ欧州のスイスフランやポンドよりやや強い。利上げ観測が高まってきたからだろう。ECBが6月理事会で0.1%の利上げを決定する確率は約70%。ホルツマン・オーストリア中銀総裁は6月の理事会で利上げを決定する公算が大きいとの見
方を示したことを受けた。ビルロワドガロー仏中銀総裁は、中銀預金金利を年内にプラス圏に引き上げるべきだとの認識を示したほか、ナーゲル独連銀総裁は、過去最高水準となっているインフレ率に対応するための利上げを行う時間枠は徐々に狭まっているとした。
 ただ経済指標は弱い。3月のユーロ圏小売売上は前年比0.8%増と2月の5.2%増を大きく下回った。3月の独鉱工業生産指数は前月比マイナス3.9%と予想以上の低下となった。2020年4月以来の大幅低下で、新型コロナウイルス感染防止対策とウクライナ戦争で供給網が混乱し、受注への対応が難しくなった。予想は1.0%低下だった。
 貿易収支も独は黒字を維持しているがユーロ圏全体では2月で4か月連続の赤字を続けている。

*ポンド「通貨10位(9位)、株価3位(4位)、中銀がリセッションに言及でも利上げ継続か」
 4月20日の対円168.435をつけてからの下げが速い。ボリバン2σ上限から下限へ下落した。対円では3週連続陰線となった。英中銀が政策金利を0.25ポイント引き上げ、金融危機以降で最高となる1%とした。一方、英経済は2桁のインフレに圧迫されて来年はマイナス成長になる見通しだと警告した。ややサプライズの景気後退警告を受けてポンドが売られている。
 経済指標も弱かった。4月のサービス業PMI改定値は58.9となり、新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大の悪影響が出ていた1月以来の低水準となった。3月は62.6だった。また建設業PMIは
は58.2と、3月の59.1から低下した。製造・サービス・建設を合わせた全セクターPMIは58.2と、3月の60.7から低下し、1月以来の低水準となった。
 さらに、政治では統一地方選でジョンソン首相の率いる国政与党の保守党が議席を大幅に減らした。事実上の敗北となった。首相官邸でのパーティー開催問題で批判を浴びたことや、最近の物価高騰が逆風となったもようだ。保守党内でくすぶっていた首相辞任論が加速するかどうかが焦点だ。

*豪ドル「通貨5位(5位)、株価5位(5位)、好材料で底堅いが、中国経済が気がかり」
 先週はRBAの利上げがあり反発もあるも週後半は伸び悩んだ。国内的には強気の材料が続くが、ゼロコロナ政策で景気停滞の中国経済の影響や、ウクライナ紛争で反騰していた資源価格が小緩んだこともある。
RBAは注目されていた賃金指数の発表や、総選挙を待たずに利上げした。それも市場の0.15%利上げ予想を上回る0.25%の利上げとなった。RBAのインフレ上昇懸念が強かった。RBAはコアインフレ率が年末までに4.6%に到達すると見込んだ。2月時点の従来予想から2%引き上げた。中銀の目標レンジである2-3%を大きく上回る水準で、レンジ上限に戻るのは2024年半ばになると予想。金融引き締めが長期化する可能性を示唆した。
 3月貿易収支は黒字を維持、3月小売売上高は予想上回る増加となり弱点はないが、中国経済に影響を与える中国が景気失速にも拘らず習国家主席が「ゼロコロナ政策」堅持すると発言したことは資源価格の下落、豪ドルの売り材料となった。豪のファンダメンタルズは堅調なので中期的には上昇しようが、中国が波乱要因となる。またRBAは声明に為替の事にまったく触れず、まだ豪ドルの上昇を容認している。

*NZドル「通貨7位(7位)、株価11位(10位)、農産国の限界もあり、やや弱い」
 3週連続で対円で下落、対ドルでは6週連続と弱い。やはり鉱産物資源国ではなく、農業資源国の限界か。インフレ懸念が強く、世界でもいち早く利上げを進めてきたが、米国を始め多くの国が利上げ方向へ進んできたのでNZの特異性も薄れ下落基調にある。先週は対円、対ドルで上ヒゲが長くなり売り圧力を示した。
 NZの3月貿易収支は3.92億NZドルの赤字となった。これで9か月連続貿易赤字が続いているのもNZドルの反発力を弱めている。原材料価格の高騰で輸入が前年比25%増加、一方、輸出は17%増加に留まり赤字となった。このあたりが貿易黒字を維持する豪との違いだ。
 NZ中銀は、住宅市場の過熱とインフレ高進に対応し、いち早く緩和政策の縮小に着手した。住宅ローン金利の上昇に伴い、住宅価格は下落に転じているとした。ただ住宅価格の大幅な下落は、住宅の資産価値を著しく減少させ、個人消費の縮小につながる可能性もあると指摘されている。最近住宅ローンを借りた人の中には困難に直面する人もいると述べた。世界的なコモディティー価格の高騰、サプライチェーンの問題、人手不足に加え、最近のコロナ感染を受けた支出抑制により、多くの企業が圧力を受けているとし、コロナ対応の広範な財政支援が終了すれば試練が訪れるとの認識を示した。

テクニカル分析

*ドル円「9週連続陽線の強さ」
日足、4月20日に14日ぶり陰線を出した後も底堅い。4月28日-5月6日の下降ラインが上値抵抗。5月5日-6日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線上向き。
週足、9週連続陽線。一時3σ上限に近づく。現在ボリバン2σ上限。4月11日週-5月2日週の上昇ラインがサポート。4月11日週-5月2日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、ボリバン2σ上限と3σ上限の間で推移する強さ。3月-4月の上昇ラインがサポート。3月は上ヒゲが長くなったが4月はその上ヒゲを上抜く。雲の上。
年足、2021年は6年ぶり陽線。今年もここまで陽線。2016年-20年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜く。

*ユーロドル「ボリバン2σ下限で下げ渋り」
日足、先週はボリバン下限で下げ渋る。4月28日-5月6日の上昇ラインがサポート。5月5日-6日の下降ラインが上値抵抗。5日線横ばい、20日線下向き。
週足、ボリバン2σ下限で推移。4週連続陰線のあと先週はほぼ寄り引き同時。4月25日週-5月2日週の上昇ラインがサポート。4月25日週-5月2日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、ボリバン3σ下限へ。4か月連続陰線。3月-4月の下降ラインが上値抵抗。
年足、20年‐21年の上昇ラインを下抜く。17年-20年の上昇ラインも下抜く。14年‐21年の下降ラインが上値抵抗。年足的サポートラインがない。ボリバン2σ下限は1.00あたり。

*ユーロ円「高値140円から反落もボリバン中位まで戻す」
日足、4月21日のボリバン3σ上限に近づいた140.0からは反落し、ボリバン中位。4月27日-5月6日の上昇ラインがサポート。4月21日-5月6日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、一時、ボリバン3σ上限に近づく。現在はボリバン2σ上位。雲の上。4月25日週-5月2日週の上昇ラインがサポート。4月25日週-5月2日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
月足、1月、2月は陰線。2月の長い上ヒゲで3月急落も下ヒゲで急回復。ボリバン3σ上限へ。20年5月-22年3月の上昇ラインがサポート。21年10月-22年2月の下降ラインを上抜く。
年足、2年連続陽線。今年も3月に陽転。14年-21年の下降ラインを上抜く。12年-20年の上昇ラインがサポート。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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