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ユーロ/ドル 下落トレンド継続と見たいが・・・

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今週の注目通貨ペアはこれだ!


■  ユーロ/ドル 下落トレンド継続と見たいが・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、木曜日に安値を付ける展開でした。先週月曜日に出現した陰線で14日の安値を下回り、そこを起点として買い方の投げかさらに買い方の投げを呼ぶ、いわゆる売り回転の利いた形となりました。金曜日は陽線で少し戻しましたが、上ヒゲも伴っていますし、ピッタリと短期の移動平均線水準で頭を抑えられていて、引き続き下落リスクの小さくない形状と考えてよいのではないでしょうか。
移動平均線は、3本とも下落しました。実体線は短期の移動平均線の下側での推移が続いていて、下落トレンドが継続しているという判断でよいと思います。ダイバージェンシーを形成していたMACDも先週の下落でダイバージェンシーを解消していますし、買いを示すチャート指標は見当たりません。買い方が投げ切ったという状況には遠く、強い戻り売り圧力を感じさせるチャート形成と言ってよいと思います。
今週は、というよりも、今週も、売り先行スタンスで臨みたいところです。大きく戻せば話は別ですが、先週木曜日の上ヒゲがアクセントとなっている今回のチャートの状況を見る限り、買い方の投げがダラダラと続く展開と考えてよいかもしれませんね。レベル感での新規の買いはもちろんダメで、戻ったところを売るのも持ち上げられるリスクが高まりますからダメ、やはり、売られている途中をしっかり追いかけているような形でリスクテイクしたい印象です。


その他 通貨ペア分析


■ ドル/円 つ、強いとしか言いようが・・・ 
先週は、水曜日に安値を付け、木曜日に高値を付ける展開でした。火曜日の下押しの程度が他の対円の通貨ペアに比べて浅く、しかも水曜日の陽線で火曜日の陰線をカバーしたのが対円の通貨ペアの中ではドル円だけ、木曜日の陽線で4月20日の戻り高値を越えてきたのは、ある意味自明の理だったのかもしれません。一気に131円台まで駆け上がる姿を見るにつけ、円が特に弱い印象を改めて認識させられるとともに、円に対してドルが一番強いということもはっきりとわかる値動きだったと思います。
今週は、と言うよりも、今週も買い先行スタンスで臨まざるを得ないと思います。金曜日は陰線で少し下押ししましたが、実体線の居場所は3本の移動平均線の上側であるのも紛れもない事実ですし、チャート的に売りを示すものは何もありません。MACDもデッドクロスからゴールデンクロスを再度形成していますし、先週木曜日の陽線を下回らない限りにおいて、上昇相場が続くと考えるのが妥当でしょう。そういったことを踏まえると、下げ止まりを確認した後でしっかりと拾っていくようなスタンスで臨むのがよいと思います。

■ ユーロ/円 ようやく上伸力にカゲリが見えてきたかも・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、水曜日に安値を付ける展開でした。月曜日の陰線で暗雲立ち込め、火曜日の連続陰線で買い方の出鼻を完全にくじいたという感じでしょうか。水曜日・木曜日でよく戻しましたが、金曜日は小陰線で下押しということで、先々週までの上昇トレンドに回帰したという表現はあまり適切ではないように思います。四本値いずれもが先々週末対比で下落していて、これも買い方が戻り売り姿勢に転じる要因になるかもしれません。
今週は、少し様子を見てみたい感じがしますね。先週初めの陰線を一気にカバーできるようであれば買いスタンスに傾けるチャンスかもしれませんが、先週木曜日・金曜日の上ヒゲの状況を見る限り、その可能性は低そうです。下側も、先週木曜日の陽線のクッションが十分に期待できることから、大きな下落も招きにくいのではないでしょうか。対円で買うのであればドル円の選好度合いが強い状況が続きますので、ユーロ円をトレード対象とする場面は想定しにくいような気もします。

■ ポンド/円 上値の重い展開へ進むかも・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、水曜日に安値を付ける展開でした。ユーロ円と異なり、ポンド円は先々週末の金曜日から陰線が出現、先週の初めも連続陰線の出現が続き、高値から8円を超える下落を演じました。この値動きでは、買い方は投げざるを得ず、投げ終わったところから戻し始めたということなのでしょうか。週末にかけては1633円台まで戻しての越週となっています。
今週は、ユーロ円と同様、少し様子を見るべきかもしれません。上側は上側で22日・25日の陰線が待ち構えていますし、下側は下側で先週水曜日・木曜日の陽線が買い戻し圧力の源として控えています。ただ、3月以降の上昇トレンドで今回のような大きな調整局面を迎えたのは初めてのことで、先週後半に実体線が中期の移動平均線水準を回復できなかったことで分かるように、上値の重い展開を見せる可能性が高いかもしれません。

■ オージー/円 戻り売り姿勢が鮮明になりつつあるか・・・ 
先週は、水曜日に安値を付け、木曜日に高値を付ける展開でした。先々週の後半以降の下落チャートの形状は概ねポンド円と同様と考えてよいと思います。また、先週前半の下落は買い方の投げを巻き込んでいるものと考えてよいでしょう。ただ、水曜日・木曜日の戻りに対して金曜日の陰線がやや大きく、戻ったところは戻り売り姿勢が強く見られるという点がポンド円と大きく異なります。
今週は、ポンド円以上に買いスタンスは控えるべきと考えた方がよいと思います。先週金曜日に出現した陰線の効果は、それくらい大きなものと認識すべきでしょう。どちらかと言うと、先週の安値を下回ってくるような局面があれば打診的に売ってみてもよいような気がするくらいです。何事もなく戻ればよいですが、オージー円が大きく回復する頃には他の対円の通貨ペアは更に上を行っていると思いますので、今週、オージー円で買いスタンスを取る場面はないような気がしています。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
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