読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧

FX/為替見通し「豪ドル円は底堅さ継続。RBA理事会でのサプライズはある?」週刊為替レポート ハロンズ 豪ドル/円、NZドル/円 2022年04月02日

週刊為替レポートハロンズ 豪ドルNZドル

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

目次

 

豪ドル円は底堅さ継続。RBA理事会でのサプライズはある?

今週の振り返り

3月28日、日本の10年債利回りが日銀の上限目標とする0.25%付近まで上昇したことから、日銀は指値オペを通知、実施しました。また、29-31日まで連続指値オペを通知したことで、円全面安に拍車がかかりました。豪ドル円は91.63円付近で週初を迎え、日銀が指値オペを通知した10時10分頃から円安、豪ドル高が始まり同日18時前には94.31円付近まで上昇。その後、NY時間には行き過ぎた円安の調整から一時92.16円付近まで円が買い戻されるなど、1日の間に約2.5円上昇して、そこから2円強下げるなど値動きの荒い1日となりました。NZドル円も84.81円付近から86.95円付近まで上昇し、84.96円付近まで戻しました。29日以降は月末、期末によるレパトリ(本国還流)の影響から米ドルや日本円が買い戻されたことから、豪ドル円、NZドル円はジリ安の展開に。31日には豪ドル円は90.76円付近、NZドル円は84.25円付近まで下落しました。

普段なら注目のRBA理事会だが…

来週は5日(火)にRBA理事会が予定されています。ここ最近のオーストラリアの経済指標を見てみると、2月の豪雇用統計は雇用者数、失業率、労働参加率とどの項目を見ても非常に良い結果(※内容については前々回のハロンズ3/19号を参照してください)でした。その他のにも1月にオミクロン株の影響を受けた指標は改善、影響を受けなかった指標は成長を続けるなど、豪経済が堅調に伸びていることを示す結果となっています。
RBAのロウ総裁は2月に「あと2回は四半期CPIを見てインフレ高進の持続を確認したい」と述べていました。その言葉通りであれば、4月と7月に発表される四半期CPIの結果を見て8月2日のRBA理事会で利上げと言う道筋になります。経済指標が堅調に伸びていますが、このロウ総裁やRBAの見通しを4ヶ月も早めるほど強い内容ではありません。
また他の先進国とは違い、インフレ率が中央銀行の目標レンジを大きく上回っていないオーストラリアです。ウクライナ情勢の悪化に伴いコストプッシュ型のインフレ懸念が台頭している中で、RBAが「経済指標が堅調だから」と金融引き締めを焦る段階ではないと思います。
そういった観点からも5日のRBA理事会は政策金利の据え置きはもちろんですが、2月に終了した債券購入プログラムで購入した債券が満期を迎えた際の対応(再投資か、バランスシートの縮小か)についても、「従来の予定通り5月の理事会での判断から変わらず。」と言うことになりそうです。

豪ドル円の動きは?

3月31日に日本銀行が4-6月の国債買入れの増額を発表しました。1-3月の買入れ予定との比較をすると(※表1)、全てが予定通りであれば月額4500億円買い入れ額を増額することになります。今週の連続指値オペ(3月28日~31日)を実施したことでもわかる通り、日銀は当面は金融緩和政策を継続する意思を示しています。かたやRBAは国債買入れプログラムは2月に終了。利上げこそまだですが、このペースで経済回復が進めば遅くても8月には利上げ開始が予想されています(現時点では市場は6月利上げを9割方織り込んでいます)。先週のような急激な円安と期末を前にした円買い戻しといったような激しい動きはないと思いますが、日豪両国の金融政策の差から円安、豪ドル高が基本的な流れとなりそうです。

※表1 

f:id:gaitamesk:20220401153559p:plain

テクニカル的には

豪ドル円は上値は28日高値の94.31円付近(緑線)が目途となりそうです。一方で下値は、3/24安値の90.52円付近(桃線)や節目となる90.00円(水線)がサポートとして意識されそうです。また、週足をみると執筆時にはローソク足が十字線に近い形となっていました。仮にこのままの水準で今週を終了した場合、来週の値動き次第でトレンドが変わる可能性があります。週足にも注目しておきたいところです。

【豪ドル/円 日足チャート・一目均衡表(左)と週足チャート(右)】

f:id:gaitamesk:20220401143928p:plain

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:
AUD/JPY:90.00-94.50、NZD/JPY:83.00-87.00

4/4 週のイベント:

04/04~05 中国 清明節で休場(香港市場は5日のみ休場)
04/05 (火) 13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
04/06 (水) 10:45 中国 3月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
04/07 (木) 10:30 豪 2月貿易収支

一言コメント:

今週は20℃を超える日もあれば、翌日は15℃にもならずとまだ気温の変化が大きく体調を崩さないように気を付けています。2週前の当コメントで宣言した(?)お昼休みのお散歩ですが…ちゃんと続いています。幸い汐留近辺には芝公園や浜離宮といった写真映えする場所もありますし、街中をふらふら歩いて面白そうな場所を探しています。私のTwitterでも、写真を載せていますので、是非覗いてみてください。

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。