ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・2月3日のイングランド中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)で0.50%へ0.25%の利上げ(市場予想通り)。MPCメンバーの9人中4人は0.50%の利上げを支持。次回は3月17日。
・英12月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.1%)と変わらず。次回は3月15日。
・英1月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.5%(前回は同+5.4%)とインフレは加速。次回は3月23日。
・英1月小売売上高(除自動車)は前年比+7.2%。次回は3月25日。
・ロシアのウクライナ情勢への侵攻を受けて英国などの主要国はロシアをSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除。
・英国は3月7日に、プーチン大統領を支えるロシアの新興財閥などをロンドンの金融市場から締め出すことを念頭に置いた経済犯罪法を導入。
・ウクライナ情勢はウクライナの妥協により停戦の可能性浮上。
・原油はUAE(アラブ首長国連邦)の提案により増産の可能性浮上。
今日のメインシナリオ
ウクライナ情勢に原油、EU共同債。期待で買われて、〇〇で売る?
①ウクライナ情勢は停戦交渉への期待、②EUによる大規模な欧州共同債発行への期待、③UAEの呼びかけによる原油増産期待、とここ最近の懸念材料がいっぺんに後退したことから株式相場の反発やエネルギーをはじめとしたコモディティ価格が大きく調整を招いた。ただし、これらは全て"期待"からであり、①はロシアの意向が全く読めず、③もロシアを気にしているサウジアラビアが簡単に首を縦に振るとは思えないため、すぐに実現する可能性が高いのは②だけ()とみている。期待で買われた分、期待が剝落すれば売られる。また、今夜は米消費者物価指数の発表も控えている。市場予想は前年比+7.9%と約40年ぶりとなった前回(同+7.5%)から更に加速することが予想されている。仮に前回よりも強い結果となれば、米金融引き締めへの警戒感から米株の下落を伴う米ドル買いとなり、ポンド/円も連れて下落することになりそうだ。個別の想定シナリオ
■ウクライナ情勢、停戦への期待
⇒簡単には合意しない
⇒期待の剥落
⇒再びリスクオフ
⇒ポンド/円下落
■米CPIの強い結果
⇒米国の金融引き締め加速懸念が強まる
⇒米株は売られる
⇒リスクオフの米ドル買い
⇒ポンド/米ドルは下落
⇒ポンド/円も連れて下落
チャート分析
注目材料
ウクライナ情勢(停戦協議含む)
原油増産の可否
米CPI
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルともに雨となっている。ポンド/米ドルの移動平均は15時に買いサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
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