読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「有事の人民元買いにしたいが、不安はあるか」人民元見通し

f:id:okinawa-support:20220127092727p:plain


総括

FX「有事の人民元買いにしたいが、不安はあるか」人民元見通し

(通貨2位(7位)、株価11位(13位))

予想レンジ 人民元/円 17.8-18.3

(ポイント)
*景気減速で金融緩和が進められている
*FOMCでドルが戻し、人民元も押し上げられ年間2位へ浮上
*21年は貿易黒字と海外からの国債購入が過去最高となった
*2021年は最強通貨
*21年のGDPは前年比8.1%増で、予想の8.0%増を上回った。
*12月小売売上・鉱工業生産で明暗分ける
*12月CPIは1.5%に低下、金融緩和観測が高まった
*ゴールドマン、中国の2022年成長率予想を引き下げ
*22年財政は拡大へ
*人民元は変動幅拡大を目指す
*米中対立は続く
*人民銀行は、銀行の預金準備率を引き下げ
*人民元は政経のボラティリティとは関係なく管理された変動相場である
*中国の強さは将来米国のGDPを追い抜く自信からか
 *不動産税の導入開始
*中国自動車販売、12月は前年比1.6%減、8カ月連続減少

(人民元の対ドル基準値、18年4月以来の元高水準)
人民銀行は1月26日、人民元の対ドル基準値 を1ドル=6.3246元に設定し、2018年4月25日以来の元高水準とした。前営業日の基準値(6.3418元)より172ポイント(0.27%)の元高。

(有事の人民元買いにしたいが、不安はある)
中国の経済指標は他国から見ると羨む数字だが、自国的には減速しているので金融緩和を続けている。ただ人民元相場は香港ドルのドルペッグ制ほどではないがドルの比重の重いバスケット制を採用しているので、やはり米ドルに連動して動く。昨日はFOMの利上げ観測で米ドルが上昇、人民元も年初来で円を抜いて2位へ浮上した。
 過去最高の貿易黒字と過去最高の海外からの中国国債流入があり人民元を支えている。有事では中国を買いたいが、為替相場、株式市場ともに政府からの規制やルール変更があるのが不安要因だ。日本のGPIFも中国国債購入は現在検討中の段階だ。

(海外資金が中国国債へ流入)
 海外投資家による中国国債保有高は2021年12月末時点で2兆4500億元(3845億1000万ドル)となり、過去最高に達した。

(金融緩和実施でも底堅い)
 人民銀行は1月17日、景気減速に対応し、中期貸出制度(MLF)金利を市場の予想に反して引き下げた。引き下げは2020年4月以来初めて。前回の2.95%から2.85%に引き下げた。

(GDP減速、貿易黒字は過去最高)
21年4Qの国内総生産(GDP)は前年比4.0%増加。伸び率は予想を上回ったものの1年半ぶりの低水準となった。21年のGDPは前年比8.1%増で、予想の8.0%増を上回った。21年の貿易黒字額は1950年の統計開始以来最高となる6764億3000万ドルとなった。米国と政治経済で対立しているが貿易では過去最高の取引額となった。

(今週は製造業PMIの発表)
1月30日(日)は1月の製造業PMIの発表がある。このところ2か月連続上昇。
また財新版製造業PMIも発表される

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン2σ下限から急反発、18円のせ

日足、ボリバン2σ下限から反発、ボリバン中位を上抜く。1月6日-26日の下降ラインが上値抵抗。1月24日-26日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。雲の上。
 週足、ボリバン2σ上限から小反落。今週は陽転。12月20日週-1月10日週の上昇ラインがサポート。
 月足、ボリバン2σ上限に沿って上昇。10月-12月の上昇ラインがサポート。雲の上。
 年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタートも僅かに陰線。

f:id:okinawa-support:20220127092757j:plain



チーファンラマ

中国がイラン産原油を国家備蓄に

中国が過去数週間にわたり、約400万バレルのイラン産原油を南部の港湾都市である湛江市の国家備蓄タンクに荷下ろししていたことが分かった。これまで、イラン産原油を水面下で輸入しており、米国の制裁を恐れて公式通関データに反映されていなかった。しかし、中国税関は1月20日になって、制裁が続いているにもかかわらず、1年ぶりにイラン産原油の輸入を報告。税関総署のデータによると、昨年12月にイラン産原油を26万312トン輸入した。中国は米国の反応を見るために公然とテストしているとう意見もあった。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。