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FX予想「原油価格、長期金利急騰!さらにインフレが加速、ドル/円は117円方向か!?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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掲題通りですが、原油価格と長期金利が急騰しております。
原油価格は2021年の高値を超え、87ドル手前まで上昇をしてきております。
ちょうど1年前の原油価格は50-53ドル近辺でしたので1.7倍の価格上昇です。

原油(WTI)日足

また米・長期金利は1.89%が目前となっており、1月のCPIは世界各国さらなるインフレ率上昇が反映された結果となりそうです。(2月発表のCPIになります。) 昨晩は原油価格、長期金利の上昇を受けて米株式市場は反落しました。まだまだこれからインフレ率が急激に上昇するリスクが高まったことから、株売りとなったのでしょう。
特に原油価格上昇は危険です。世界的にインフレ率が上昇すると同時に抑え込むことが困難なものですので、FRBは待ったなし、利上げに動かざるを得なくなりそうです。
特に原油主要消費国は国家備蓄を放出し、世界初の協調介入に動きました。が、それを全て打ち消して上昇をしてきた格好です。国家備蓄放出は何度もできるものではありませんので、限界がくるでしょう。
個人的には想像を超える速度でFRBだけでなく各国中央銀行総裁は利上げに舵を切らねばならない状況になりつつあるように感じます。

目次

▼ドル/円は117円方向か?
▼NZドル/米ドルは0.65ドル方向を意識してトレード

ドル/円は117円方向か?

ここ最近(10−20年)の先進国は株式市場に配慮し、利上げサイクルに入っても、ハト派に徹底した振る舞いをしてきました。各国中央銀行はしぶしぶ利上げを実施し、金融緩和前提の道を歩んできましたが、今回の利上げサイクル突入は、インフレ退治を念頭に置いた、急いだ利上げです。
従来の利上げサイクルと状況が違います。
本来ならば、利上げサイクルに入ると、織り込み済みということもあり、あまり通貨高にならない傾向がありました。しかしながら、今回ばかりは違うように思えます。
よって、ドル/円はかなりの上昇余地を意識した展開となりそうです。

USD/JPY 日足

ドル/円日足チャート分析です。
並行チャネル内で推移を始めており、目先117円乗せ方向だと考えます。
米株が昨晩はかなり下落しましたが、やはり円は買われませんでした。
この1カ月、世界中でオミクロン株がどれだけ蔓延しようが、ロシアとウクライナ侵攻問題が難航しようが、大した円買いに発展しません。
マーケットのゲームチェンジでしょうか、円はリスクオフ資産としての役割を終えているように年々感じておりましたが、今回の値動きは本当にそれがよく表現されているように思えます。
よって、『リスクオフ=円買い』を信じている投資家の損切りは、上サイドにしっかりと待っているかもしれません。
過度な連続利上げをFRBが実施しなければならないような状況に今年はなってきそうです。
この2年間の労働者賃金上昇率も加味した上で、コロナ前の物価水準に戻すには、ここから年平均では-5%程度でインフレを抑制しなければ、戻りません。
となると「時すでに遅し」ではないでしょうか。解決方法としては、原油価格を50ドルぐらいに抑え込む、またはドルが他の通貨と比較して平均して10%程度高くなる、でしょうか。
となると、資金を一度大きく米ドルに還流させる金融政策を取らざるを得なくなるでしょう。米国ファーストの政策が遅かれ早かれ、今年強く出てくるように思えます。

またこういった相場では、新興国通貨に対して、ドル買いを仕掛けると良いのですが、USD/ZARやUSD/TRY、USD/MXNのトレードを推奨はしたくありません。
よって先進国通貨で新興国通貨の顔を持つ、NZD/USDチャートで分析をしていきます。

NZドル/米ドル 0.65ドル方向を意識してトレード

NZD/JPY 日足

NZドル/米ドル(NZD/USD)の日足縮小チャートです。
コロナショック後から、2021年の高値を結んだフィボナッチです。
まだ半値押しの水準に到達しておらず、NZドルの利上げは2021年8-9月ごろから市場に広まっておりまして、今年の利上げ4回もほぼ織り込んでいることでしょう。
次は米ドル利上げ4回以上を織り込みに行くターンだと考えます。
そうなりますと、この大きな上昇に対しての半分ぐらいは否定(下落)しても不思議ではありません。
よって、ファンダメンタルズトレード前提ですが、50%押しの水準までは下落しても良いと考えます。
0.6500ドルあたりにはトリガーオプションも多くありそうですから、これを潰しにかかる値動きが出てきてもおかしくはありません。
つい先週、直近高値を切り上げたあと、V字で価格を戻してきておりますから、0.6700ドル割れでロングポジションの投げが多く出てくるでしょう。
目先、その投げを狙ったトレードを実践していこうと思います。
来週はFOMCですが、今週の原油価格上昇や長期金利の上昇に便乗して、さまざまな憶測記事が飛びやすいと思います。
ドル買い中心で1週間攻めてみたいと思います。個人的な決め打ちトレードになり恐縮ですが、ご参考まで。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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