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FX予想「英国コロナ感染頭打ち?米国同様に利上げをさらに織り込むか?」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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英国で新型コロナウイルス「オミクロン」株感染拡大が頭打ちの兆しです。

新規感染者数と死亡者数

年明け、一時は1日に20万人を超えていた感染者数ですが、ここ数日、ピークを越えたかのように、7日平均の感染者は少し減少傾向にあります。
南アフリカでの感染者数も1月そこそこでピークを打ちましたから、英国もそろそろその段階に差し掛かってくるかもしれません。
感染拡大が加速したのは2021年12月10日ごろからですから、今日明日ぐらいに感染者はまた少し増えるかもですが、そこがピークまたは二番目の山になるかもしれません。
まだ欧州各国で感染拡大が続いておりますが、これらが落ち着き始めますと、各国も本格的に自国経済対策に集中をはじめるはずです。
米国債同様に、主要先進利上げ国の国債も徐々に売られ、金利上昇相場が波及しそうです。
よって、クロス円上昇について月足レベルでの本格的な上昇に備えなければならない時期になってきたと考えます。

目次

▼ポンド/円月足はセカンドトライでボトムアウトか?
▼オーストラリアの経済回復は遅れる?

ポンド/円月足はセカンドトライでボトムアウトか?

GBP/JPY 月足

ポンド/円月足チャートです。158.50円以下に沈んで6年ほどが経過をしますが、今月、その水準をついに越えるかもしれません。
2021年10月に一瞬、レジスタンスラインを超えたのですが、そこからポジション調整も顕著で11-12月は陰線陽線と行ってこい相場となりました。
筆者自身もこのトレードに大変手を焼きましたが、3度目の正直で次こそは上方向にブレイクを狙ったトレードで再参戦しようと考えております。

今週より、米大手投資銀行の各行は、米国の利上げを年3回にほぼ統一、さらにゴールドマンサックスに至っては年4回の利上げ予想に上昇修正、JPモルガンも早期バランスシート縮小に着手など、かなり強気の見通しを発表してきました。
これを受けて、米金利は短期から長期まで急速に上昇し、ドルの利上げを大きく織り込み始めております。
おそらく、ポンドもこの動きに追随し、これまで年内2.5回程度の利上げを織り込まれておりましたが、3回以上の利上げが視野に入ってくるでしょう。
よって、ポンド/円の上昇の余地がさらに出てきました。リスクオフ方向で2021年12月中旬以降考えておりましたが作戦変更にて、上昇目線の月足トレードに切り替えていきます。

オーストラリアの経済回復は遅れる?

GBP/AUD 週足

変わり種通貨ペア、ポンド/豪ドルです。
オーストラリアはコロナ感染者が1日7万人を超え、コロナ感染優秀国がかなりひどい状況になっております。昨年は1日あたり数十名程度で抑えていたのですが、夏頃からバランスが崩れ、さらに感染拡大が現地では広がってしまいました。
これは個人的な憶測ですが、オーストラリアやニュージーランドは感染者を徹底的に抑えていただけに、逆に集団免疫獲得している人口も最も少ないと考えられます。
例えば、スウェーデンや英国など、感染を大きく経験した国では、免疫力も高く、大事に至らないケースが増えてきており、この差がコロナ感染爆発からの立ち直りを早めているのではないかと考えております。
特にスウェーデンはロックダウンをせずに経済を回してきたため、感染者数が増えても入院患者、及び重症患者の割合は最も低い国の一つです。

よって、コロナ免疫獲得に成功している可能性があり、過去にひどい感染拡大を何度も経験した国ではさほど蔓延をしない、もしくはただの風邪レベルに格下げになるのではないかとも考え始めております。

つまり、オーストラリアは今回の感染拡大機を乗り越えたとしても、もう一度ぐらいは感染拡大期があるかもしれません。

オーストラリアは貿易収支や経常収支こそ優秀なものの、これは資源高騰の恩恵であり、国の成長で勝ち得た経常黒字ではありません。
石炭や鉄鉱石価格も落ち着いており、昨年ほど、大きな恩恵を受けるようには、個人的にはそこまで思えません。よって今年も昨年のような好景気に沸く可能性は低いと考えます。

またもう一つのポイントとしては、他の先進国と比較しますとCPIの上昇は抑えられており、急いで金利を引き上げる状況にない点です。(※3-6カ月レベルの話です。)

英国と金融政策が真逆になる可能性があり、ポンド/円と並行して、大きな上昇トレンドが狙えるかもしれないと考えました。
またリスクオフになると、ポンドとオセアニア通貨はどちらも売られやすいのですが、比較すると、ポンドのほうが下落率も限定的に収まることも多く、よって、リスクオフ相場にも対応できる通貨ペアとして考えております。

結論的に「妙味あり」と判断し、ポンド/豪ドルのロングトレードを週足レベルで開始しようと考えました。
下降トレンドラインを前回上抜けに失敗し、現在セカンドトライで抜けてきております。
2020年の水準にまで回復する可能性を狙ってロングトレードを仕掛けたいと思います。
週足トレードですので、レバレッジは0.25-0.5倍程度を意識し、1000pips以上を狙いにいくトレードになります。
ストップも500pips程度おきながら、1ポンド=2.00豪ドル方向を狙ったトレードを今週より始めようと思います。
先週のコラムでも、リスクオフ材料が多いのですが、円が買い戻されない現象が続いていると言及しましたが、今週のその傾向が強めです。
他の先進国の急激な金利上昇を求めて、円を売って、ドルや利上げ通貨を買うトレードがしばらくワークしそうです。
マーケットのゲームチェンジでしょうか?『リスクオフで円買い』という固定観念を少しずつ捨てていかないといけなくなるかもしれませんね。

米国の利上げ観測がさらに上昇とのことで、他国も追随する期待でまずはポンドに注目し、ポンド/円とポンド/豪ドルで買い戦略を仕掛けていきます、ご参考まで。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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