豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・消費者物価指数は前年比+2.1%(トリム平均)と約6年ぶりにRBAの目標レンジ内に。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている。(現状2.2%)
・「オミクロン株」への警戒感は残る。1月4日の新規感染者数は約47,820人と同国の過去最多を大幅更新。ニューサウスウェールズ(NSW)州では入院患者が急増し過去最多となり医療逼迫懸念も。
・12月16日の豪雇用統計は36.61万人増と歴史的な増加幅。
・北京オリンピックの外交的ボイコット、ウイグル強制労働防止法案など米中関係の悪化懸念。
・OPECプラス会合では協調減産幅縮小の継続を決定。
今日のメインシナリオ
感染急拡大による豪経済停滞懸念から豪ドルは売り。
オミクロン株に関する楽観的な見解が、世界的にリスク志向を強めている。原油をはじめとしたエネルギー価格や資源価格の上昇が豪ドルを支える要因となっており、この流れは本日も続きそう。気になるのはNSW州やビクトリア州で感染者数が過去最多を更新。NSW州では入院患者数も過去最多を更新して医療逼迫懸念が台頭していること。オミクロン株の重症化リスクが低いことが明らかになっているが、医療制度の逼迫に対処するため何らかの抑制措置を導入する可能性は排除できない。個別の想定シナリオ
■オミクロンへの楽観的な思考により世界的にリスクオン
⇒原油や資源の需要増を想定
⇒原油価格、資源価格上昇
⇒資源国通貨の豪ドルはリスク志向に影響
⇒豪ドル円は上昇
■豪国内のオミクロン株感染急拡大
⇒医療制度の逼迫懸念
⇒短期的に何らかの抑制措置導入
⇒豪ドルは売られる
※リスク低
チャート分析
注目材料
米ADP雇用統計
米FOMC議事要旨
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では短期的には豪ドル円、豪ドル米ドルともにどっちつかず。7時には複数の売りサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
NSW州では1月4日の新規感染者数が35,000人を超え過去最高を記録。入院患者数も急増しており、こちらも過去最高を記録。当局は医療制度の逼迫懸念から「症状がある場合や保健局からのアドバイスがあった場合のみ、検査を受けるように」と呼び掛けているが、市民の不安は大きい模様。
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