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FX/為替「ドル/円、5年ぶり高値で一部に過熱感も」 外為トゥデイ 2022年1月5日号

外為トゥデイ

目次

▼4日(火)の為替相場
(1):米長期金利と日本株の上昇でドル/円上昇
(2):独雇用統計は予想より良好
(3):欧州株高で円安加速
(4):OPEC後に原油が強含む
(5):ISM製造業を受けてドルが売られるも一時的

▼4日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:どこまで上値を伸ばせるか

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

4日(火)の為替相場

4日(火)の為替相場期間:4日(火)午前7時10分~5日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米長期金利と日本株の上昇でドル/円上昇

ドル/円は、米長期金利の上昇と日本株高を背景に昨年高値の115.52円前後を上抜けた事で上昇に弾みが付いた。クロス円でも円売りが優勢だった。

(2):独雇用統計は予想より良好

独12月失業率は5.2%、同失業者数は2.30万人減と、予想(5.3%、1.50万人減)より良好な結果となった。

(3):欧州株高で円安加速

欧州株高を受けて円売りが加速。ドル/円は2017年1月以来、5年ぶりに116円台へと上昇した。円全面安の展開が続き、クロス円も続伸した。

(4):OPEC後に原油が強含む

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスは閣僚級会合で、毎月日量40万バレルずつ増産する従来の方針を2月も維持する事を決めた。予想通りの決定とあって市場への直接的な影響は小さかったが、小幅な増産維持を受けてNY原油が強含んだため豪ドルも上昇基調が続いた。

(5):ISM製造業を受けてドルが売られるも一時的

米12月ISM製造業景況指数は58.7と、前月の61.1から低下。市場予想(60.0)も下回った。ただ、内訳の仕入れ価格指数と入荷遅延指数が低下しており、供給網の混乱が落ち着きつつある事が示された。また、雇用指数も54.2と前月の53.6から上昇した。ドルは米12月ISM製造業景況指数の発表直後に下落したが下値は堅かった。

4日(火)の株・債券・商品市場

4日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:どこまで上値を伸ばせるか

昨日のドル/円は5年ぶりの116円台へと続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに備える形で米債利回りが上昇する中、前日終値より約1円高い116.35円前後までドル買い・円売りが進んだ。その後、米12月ISM製造業景況指数の低下を受けて116円台を割り込む場面もあったが、すかさず押し目買いが入るなど下値は堅かった。強い上昇トレンドにあると見られる中、どこまで上値を伸ばせるかが本日の見どころとなりそうだ。

もっとも、昨日の大幅高で、ボリンジャーバンドの+2シグマを超えた他、短期RSI(相対力指数、9日)が80%を超えるなど、テクニカル指標には「過熱」を示すシグナルも灯り始めた。118円台を目指す流れに大きな変化はないと見るが、スピード調整的な反落があってもおかしくないところだろう。

注目材料はNY市場終盤に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録だ。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

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