シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート5週間ぶりに増加
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート2週連続減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート5週間ぶりに増加】
12月28日時点で円のポジションは、ドルに対して5.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートともに積み増しされた結果、ネットショートは前週から0.1万枚増加。
期間中のドル/円相場は、株高・原油高を背景に円売りが優勢となり、114.90円台へと上昇して月初来高値をわずかに更新した。
投資筋は2022年の相場展開を見据えて、新たなポジションを構築しているようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート2週連続減少】
12月28日時点でユーロのポジションは、ドルに対して1.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが小幅に積み増しされた一方、ショートは小幅に取り崩されたことから、ネットショートは前週から0.4万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、1.13ドル台を挟んでもみ合う展開。
方向感に乏しい相場展開の中、投機筋の相場観も定まらなかったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート減少】
12月28日時点でポンドのポジションは、ドルに対して5.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの取り崩し度合いが大きかったことからネットショートは前週から0.7万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、英国で新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を記録したものの、楽観的な見解が広がったことなどから一時1.1346ドル前後を付けるなど1カ月ぶりの水準へと上昇した。
クリスマス休暇中で薄商いの中、投機筋のショートカバーがポンド高を主導したと見られる。
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IMMポジション
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