シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート4週連続増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート大幅減少】
11月30日時点で円のポジションは、ドルに対して7.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが大幅に取り崩されたことで、ネットショートは前週から1.8万枚減少。
期間中のドル/円相場は、新型コロナ変異株「オミクロン」が発見されたことからリスク回避の円買いが進み、26日には115円台から113.00円ちょうど付近へと下落した。
投機筋の円ショート(ドル/円買い持ち)の巻き戻しが、このドル/円の急落を招いた公算が大きい事を物語っている。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート増加】
11月30日時点でユーロのポジションは、ドルに対して2.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングの取り崩し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.7万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、約1年4カ月ぶりに一時1.118ドル台へと下落したものの、「オミクロン・ショック」でドル売りが強まると1.138ドル台まで反発。
従来とは異なり、「リスク回避のユーロ買い」が強まる中、ショートの手仕舞いよりロングを手仕舞いする投機筋が多かった事がわかる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート4週連続増加】
11月30日時点でポンドのポジションは、ドルに対して3.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの積み増し度合いが大きかったころから、ネットショートは前週より0.4万枚増加した。
期間中のポンド/ドル相場は、新型コロナ変異株「オミクロン」への懸念などから約11カ月ぶりに1.320ドルを割り込んだ。
そうした中、投機筋のポンド弱気スタンスがさらに強まっているようだ。
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IMMポジション
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