シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットポジション僅かにロングへ
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート5週ぶりに増加】
9月28日時点で円のポジションは、ドルに対して6.5万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの積み増し度合いが大きかったため、ネットショートは前週から0.9万枚増加。
期間中のドル/円相場は、中国不動産大手、恒大集団の債務不履行(デフォルト)をめぐる警戒感が和らいだことや、FOMCが来年にも利上げを開始するとの見通しを示したことから米10年債利回りが上昇する中、111.60円台へと続伸した。
投機筋がドルの先高観(円の先安観)に自信を深めつつある様子が見て取れる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットポジション中立】
9月28日時点でユーロのポジションは、ロングとショートが概ね同数となりほぼ中立化した。
ショートの積み増し度合いが大きかったため、前週時点の1.2万枚のネットロングはほぼ消滅。
期間中のユーロ/ドル相場は、1.17ドル台を挟んでもみ合う展開。
方向感を欠く相場展開ではあったが、FOMCを終えたことでドル高(ユーロ安)進行への期待が広がりつつあると見られる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットポジション僅かにロングへ】
9月28日時点でポンドのポジションはドルに対して0.2万枚の買い越し(ネットロング)。
前週時点ではほぼ中立だったが、ロングの小幅な積み増しなどでネットロングへと転じた。
期間中のポンド/ドル相場は、1.37ドル台を挟んでもみ合う展開だった。
方向感の定まらない相場展開の中、投機筋の動きは、持ち高調整の範囲内だったようだ。
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IMMポジション
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