目次
▼30日(月)の為替相場
(1):豪長期金利 低下、一時80.00円割り込む
(2):ロンドン休場、目立った反応なし
(3):米中古住宅販売 低下
(4):米長期金利 低下、米国株 上昇
30日(月)の為替相場
期間:30日(月)午前7時00分~31日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪長期金利 低下、一時80.00円割り込む
新型コロナウイルス・デルタ変異株の感染拡大などで豪景気の後退懸念がくすぶる中、豪長期金利が低下。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を受けて前週末に進んだ豪ドル高に対する調整の動きも相まって、一時節目の80.00円を割り込んだ。ただ、中国人民元や上海株の堅調推移が支えとなり、豪ドルの下値では押し目買いが入った。
(2):ロンドン休場、目立った反応なし
独8月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+3.9%と予想通りに前月(+3.8%)から伸びが加速。欧州連合(EU)基準のCPIは前年比+3.4%と2008年7月以来の高い伸びとなった。ロンドン休場の影響もあってユーロ相場に目立った反応はなかった。なお、仏中銀のビルロワドガロー総裁はこの日、欧州中銀(ECB)の量的緩和策であるパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)について「来週の会合で(縮小を)決定する緊急性はない」と発言した。
(3):米中古住宅販売 低下
米7月中古住宅販売仮契約指数は前月比-1.8%と予想(+0.3%)に反して低下。これを受けてドルがやや弱含んだ。
(4):米長期金利 低下、米国株 上昇
米長期金利の低下を好感してハイテク株主導で米国株が上昇。S&P500種とナスダックは過去最高値を更新して取引を終えた。為替市場では僅かに円売りの動きが見られた。
30日(月)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:動意に乏しい展開
昨日のドル/円は109.71円前後から109.96円前後の狭いレンジで推移。終値ベースでは0.1%未満の小幅高だった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前週末に終えた事で取引に一巡感が出た他、この日は英国が休日でロンドン市場が休場だった事から相場は動意を欠いた。
8月の最終営業日となる本日も取引手控えムードが広がりやすいと見られ、動意に乏しい展開が続きそうだ。ただ、月中の米国株高などに鑑みれば月末特有のリバランス(投資配分の見直し)はドル売りが優位になる可能性がある。ロンドンフィキシング(日本時間24時)の前後などはフロー主導の急変動に注意が必要だろう。
注目の経済指標
注目のイベント
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