目次
▼19日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計 好調、豪ドル買い一時的
(2):デルタ株拡大 円買い活発化
(3):米失業給付 9月6日期限が適切
19日(木)の為替相場
期間:19日(木)午前6時10分~20日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪雇用統計 好調、豪ドル買い一時的
豪7月雇用統計は、新規雇用者数が0.22万人増と、予想(4.31万人減)に反して小幅に増加し、失業率も4.6%に低下した(予想5.0%、前回4.9%)。豪連邦統計局は、失業率の低下について、ロックダウン(都市封鎖)の影響で職探しが制限された事が要因だとの見解を示した。これに加えてアジア株がほぼ全面安の様相となった事から、雇用統計を好感した豪ドル買いの動きはごく一時的だった。
(2):デルタ株拡大 円買い活発化
新型コロナ・デルタ変異株の感染拡大などで世界経済の回復鈍化が懸念される中、欧州株も大幅に下落。リスク回避の円買いが活発化すると、ドル/円やクロス円はこの日の安値を付けた。ユーロ/円は約半年ぶりに127.94円前後まで下落した他、豪ドル/円は年初来安値を更新して78.24円前後まで急落。ポンド/円も約1カ月ぶりに149.63円前後まで下落した。
(3):米失業給付 9月6日期限が適切
米新規失業保険申請件数は34.8万件と市場予想(36.4万件)を下回り、4週連続で減少した。なお、バイデン米政権はこの日、9月6日に期限を迎える失業給付の上乗せ措置について、上乗せ分の支給を延長する事なく予定通りに失効させるのが適切だと指摘した。
19日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:方向感を欠く展開
昨日のドル/円は一進一退の展開。ドル買いが先行すると110.23円前後まで上昇したが、欧州株安を受けて円買いが強まると109.48円前後へと反落した。ドル買いと円買いが交錯した結果、NYクローズは前日とほぼ横ばいの109.78円前後であった。ユーロ/ドルや豪ドル/ドルが年初来安値を更新するなど、足元でドルの地合いは強い。新型コロナ・デルタ変異株を巡る懸念などから、クロス円を中心に円も上昇基調にある。
ドル/円は本日も方向感を欠く相場展開が続きそうだ。109円台前半まで下げればドルに押し目買いが入りやすい一方、110円台前半では円に押し目買いが入るだろう。
注目の経済指標
注目のイベント
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