シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング6週連続減少
▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットショート小幅増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート小幅に増加】
7月27日時点で円のポジションはドルに対して6.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ポジションの変動自体は小さかったが、取り崩されたロングに対し、ショートがポジションを積み増したことで、ネットショートは前週から0.4万枚増加。
期間中のドル/円相場は7月半ばに続き、またしても110円台半ばで、上値を阻まれる展開。
連日で過去最高値を塗り替えていた米国株主要3指標が下落に転じる中、円買い(ドル売り)が強まったが、FOMCを前に投機筋の動きはポジション調整の範囲に留まったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
【ユーロネットロング6週連続減少】
7月27日時点でユーロのポジションはドルに対して3.8万枚の買い越し(ネットロング)。
減少したロングに対し、ショートがポジションを小幅に積み増したことで、ネットロングは前週から0.8万枚減少。
期間中、ドル売りフローの流れが、ユーロ/ドル相場を下支えする格好となり、1.17ドル台半ばの約3カ月半ぶり安値から小幅に回復。
そうした中、売り持ちが極端に増えることはなかったが、投機筋は買い持ちの整理をさらに進めたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
【ポンドネットショート小幅増加】
7月27日時点でポンドのポジションはドルに対して0.6万枚の売り越し(ネットショート)。
小幅にポジションを縮小させたロングに対し、ショートが横ばい推移だったことで、ネットショートは前週から0.2万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は前週につけた1.35ドル台の約半年ぶり安値から、1.39ドル台目前まで買い戻しが進んだ。
そうした動きもあり、投機筋の追随売りの動きは見られなかった。
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IMMポジション
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