目次
▼30日(金)の為替相場
(1):ユーロ圏GDP 予想を上回る
(2):米PCEコア 約30年ぶりの伸び
(3):米国株下落 クロス円軟化
30日(金)の為替相場
期間:30日(金)午前6時10分~31日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ユーロ圏GDP 予想を上回る
ユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+2.2%と予想(+2.0%)を上回り前月(+1.9%)から伸びが加速した。ユーロ圏4-6月期域内総生産(GDP)・速報値は前期比+2.0%(予想+1.5%)となった。これ以前に発表された仏4-6月期GDPは前期比+0.9%(予想+0.8%)、独4-6月期GDPは前期比+1.5%(予想+2.0%)だった。
(2):米PCEコア 約30年ぶりの伸び
米6月個人消費支出(PCE)は前月比+1.0%、米6月個人所得は前月比+0.1%であった(予想+0.7%、-0.3%)。米6月PCE価格指数(デフレーター)は予想通りに前年比+4.0%となった。食品とエネルギーを除いたコアデフレーターは前年比+3.5%と約30年ぶりの高い伸びとなったものの、市場予想(+3.7%)は下回った。
(3):米国株下落 クロス円軟化
売上高鈍化の見通しを発表したアマゾンを中心に米国株が下落。また、月末最終日のロンドンフィキシング(24時)に向けて対ユーロや対ポンドでドル買いが観測された。これらを背景にクロス円が軟化した一方、ドル/円は下げ渋った。
30日(金)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:110円台前半が抵抗に
30日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。東京市場では109.36円前後まで売りが先行したが、その後の欧米市場では109.83円前後まで持ち直して109.66円前後で7月の取引を終えた。欧米株安によるリスク回避や月末に絡む持ち高調整の動きでドルが強含んだ。ただ、米6月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター・コア)が前年比+3.5%と予想(+3.7%)を下回った事から米長期金利が低下する中、ドルの上値は重かった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が早期にテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)を開始するとの観測が後退している。米10年債利回りが1.2%台の低位で推移している限り、ドル/円は上値追いの展開にはなりにくいと見られ、20日移動平均線(110.06円前後)や日足一目均衡表の雲上限(110.13円前後)の付近では戻り売りが優勢となりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
特になし
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