目次
▼22日(火)の為替相場
(1):資源価格下落が豪ドルを圧迫
(2):ドル円、年初来高値前に失速
(3):FRB議長発言受けドル続落
22日(火)の為替相場
期間:22日(火)午前6時10分~23日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):資源価格下落が豪ドルを圧迫
米10年債利回りが一時1.50%を超えて上昇するとドル買いが優勢となり、ドル/円は110.50円を突破。豪ドル/円は豪ドル/米ドルの下落や、鉄鉱石価格の下落によって上値が重かった。鉄鉱石価格の下落は、中国当局によるコモディティ価格の調査強化が嫌気されたと見られる。
(2):ドル円、年初来高値前に失速
米10年債利回りが1.50%台を維持できずに低下に転じるとドルを売り戻す動きが優勢となった。110.79円前後まで上昇していたドル/円は失速。クロス円はストレートドルの上昇を支えに強含んだ。
(3):FRB議長発言受けドル続落
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は議会証言で「FRBは労働市場の広範で包括的な回復を促進する」とし、「インフレを巡る懸念を理由に性急な利上げは行わない」と表明した。これを受けてドルが続落するとドル/円は110.50円台へと軟化。クロス円は、ユーロ/円が132.19円前後まで強含むなど軒並み上伸した。
22日(火)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:年初来高値を前に戻り売り
昨日のドル/円は、110.79円前後まで上昇して17日に付けた約2カ月半ぶりの高値(110.82円前後)に迫った。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「インフレを巡る懸念を理由に性急な利上げは行わない」と表明した事で米長期金利が低下したため伸び悩んだ。
節目の111.00円手前には17日高値や3月に付けた年初来高値110.96円前後などチャートポイントが多く、戻り売りが出やすいようだ。
そうした戻り売りをこなして年初来高値を更新するためには、米長期金利の上昇が欠かせないと考えられる。米長期金利の動向を巡っては、NY市場で行われる米5年債入札も注目されそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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