目次
▼31日(月)の為替相場
(1):人民元上昇で豪ドル強含む
(2):OECD 成長率予想を引き上げ
(3):独5月CPI 予想を上回る伸び
(4):英米祝日で取引参加者限定的
31日(月)の為替相場
期間:31日(月)午前7時00分~1日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):人民元上昇で豪ドル強含む
中国5月製造業PMIは51.0、同非製造業PMIは55.2と、いずれもほぼ予想通りであった(予想51.1、55.1)。 豪ドルは中国PMIへの反応は薄かったが、その後は中国人民元の上昇に連れて強含んだ。中国人民銀行はこの日、元の対ドル基準値を約3年ぶりの高値水準に設定した。
(2):OECD 成長率予想を引き上げ
経済協力開発機構(OECD)が最新の経済見通しを公表。2021年の世界経済成長率予想を従来の+5.6%から+5.8%に引き上げた。2021年の米成長率予想は+6.9%、中国は+8.5%、ユーロ圏は+4.3%、日本は+2.6%などとした。
(3):独5月CPI 予想を上回る伸び
独5月消費者物価指数・速報値は前月比+0.5%、前年比+2.5%と予想(+0.3%、+2.3%)を上回る伸びとなり、前年比では前月(+2.0%)から伸びが加速した。
(4):英米祝日で取引参加者限定的
英国と米国が祝日で取引参加者が著しく限られる中、月末に絡む実需のフローと見られる欧州通貨買い・ドル売りが観測された。ユーロ/円とポンド/円は上昇した一方、ドル/円はユーロやポンドに対するドル売りの影響で109.35円前後まで下落した。
31日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米長期金利の動向がカギ
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。月末に絡んだ実需のフローに押される形で一時109.35円前後まで弱含んだ。もっとも、英米の休日で取引参加者が限られる中での下落であり、過大評価は禁物だろう。
本日から6月入りする他、英米勢が復帰する事もあって、ドルは改めて方向感を模索する事になりそうだ。米休暇前の取引では、インフレ高進にもかかわらず低下していた米長期金利の動向がカギとなりそうだ。材料面では、米5月ISM製造業景況指数の他、クオールズ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長やブレイナードFRB理事の発言にも注目したい。
注目の経済指標
注目のイベント
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