目次
▼21日(金)の為替相場
(1):日本4月CPI 前月から低下
(2):鉄鉱石下落で豪ドル上値重い
(3):独、ユーロ圏で5月PMI発表
(4):英5月PMI高水準 小売は高い伸び
(5):米サービス業PMI過去最高 ドル強含む
21日(金)の為替相場
期間:21日(金)午前6時10分~22日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本4月CPI 前月から低下
日本4月消費者物価指数は前年比-0.4%と予想(-0.5%)を僅かに上回ったが、前月(-0.2%)から低下。生鮮食品を除いたコア指数も前年比-0.1%と予想(-0.2%)を上回ったが9カ月連続のマイナスとなった。
(2):鉄鉱石下落で豪ドル上値重い
豪4月小売売上高は前月比+1.1%と、市場予想(+0.5%)を上回る伸びを記録。ただ、中国当局がコモディティ価格の抑制を表明した事で鉄鉱石先物価格が下落する中、豪ドル相場は上値の重い展開となった。なお、中国は金融リスクを制御する取り組みの一環として仮想通貨採掘(マイニング)を取り締まる意向を改めて表明。これを受けてビットコイン価格にも再び下落圧力がかかった。
(3):独、ユーロ圏で5月PMI発表
独5月製造業PMI・速報値は64.0、同サービス業PMI・速報値は52.8(予想:65.9、52.0)であった。その後に発表されたユーロ圏5月製造業PMI・速報値は62.8、同サービス業PMI・速報値は55.1(予想:62.5、52.5)となった。
(4):英5月PMI高水準 小売は高い伸び
英5月製造業PMI・速報値は66.1と予想(60.8)を大きく上回った。同サービス業PMI・速報値は61.8と予想(62.2)を下回ったものの高水準を維持した。なお、これより前に発表された英4月小売売上高は前月比+9.2%と市場予想(+4.5%)を大幅に上回り、前月(+5.1%)を超える高い伸びを記録した。
(5):米サービス業PMI過去最高 ドル強含む
米5月製造業PMI・速報値は61.5、同サービス業PMI・速報値は70.1といずれも予想(60.2、64.3)を上回った。なお、サービス業PMIは過去最高を記録した。これを受けてドルが強含んだ。
21日(金)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:一目雲中で方向感模索
21日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。欧州市場で108.61円前後まで弱含んだがNY市場では買い戻しが入り、109.00円前後に持ち直すなど週末を控えて方向感が定まらなかった。
ドル/円相場は「次の手掛かり待ち」の様相で、本日ももみ合い商状が続く公算が大きい。108.50円前後の下値支持は堅い一方、109.30円前後の上値抵抗も強いと見られ、日足一目均衡表の基準線(108.63円前後)と雲上限(109.23円前後)の間で推移する事になりそうだ。
注目の経済指標
特になし
注目のイベント
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