目次
▼5日(月)の為替相場
(1):日経平均続伸も市場は動意薄
(2):ポンド/円 約3年ぶり高値更新
(3):米ISM非製造業 過去最高もドル下落
5日(月)の為替相場
期間:5日(月)午前7時00分~6日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日経平均続伸も市場は動意薄
日経平均株価が3日続伸。終値で3月18日以来となる30000円台を回復した。ただ、アジア・オセアニア及び欧州のほとんどの国が休日とあって為替市場は動意が薄かった。
(2):ポンド/円 約3年ぶり高値更新
イースター・マンデーの休日の欧州市場でポンドが急伸。ポンド/円は153.36円前後まで上値を伸ばしてほぼ3年ぶりの高値を付けた。英国のロックダウン(都市封鎖)緩和に向けた動きなどが引き続き好感された模様。
(3):米ISM非製造業 過去最高もドル下落
米3月ISM非製造業景況指数は63.7と1997年の統計開始以来で最高を記録。市場予想(59.0)を大きく上回った。ISMは「サービス業の拡大ペースが大きく加速した」として、新型コロナ関連の制限の緩和で「繰り延べ需要が解き放たれた」との見解を示した。ただ、米3月ISM非製造業景況指数の好結果にもかかわらずドルは下落。米国株が上昇した一方で米長期金利が低下する中、リスクオンのドル売りが強まった。なお、イエレン米財務長官は、3月に成立した1.9兆ドル規模の経済対策について、「インフレ圧力を引き起こすという事には極めて懐疑的だ」と述べた。
5日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米長期金利の動向がカギ
昨日のドル/円は110円台前半へと反落。イースター明けのNY市場で米長期金利が低下すると一時110円台を割り込み、109.96円前後まで下落する場面もあった。ただ、NYダウ平均とS&P500が終値で過去最高値を更新するなど米国株は堅調を維持しており、ユーロ/円や豪ドル/円などのクロス円では円売りが優位であった。
こうした流れを踏まえ、昨日のドル/円の下落は上昇局面の中での一時的な調整と判断。日足一目均衡表の転換線(109.84円前後)を下回らない限り、111円台への上昇機運も維持されると見る。本日も、米長期金利の動向がカギとなりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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