目次
▼12日(金)の為替相場
(1):英1月GDP 予想ほど落ち込まず
(2):米長期金利上昇でクロス円下落
(3):米2月PPI 2年4か月ぶりの上昇
12日(金)の為替相場
期間:12日(金)午前7時10分~13日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英1月GDP 予想ほど落ち込まず
英1月国内総生産(GDP)は前月比-2.9%と予想(-4.9%)ほどには落ち込まなかった。英1月鉱工業生産は前月比-1.5%(予想-1.0%)、英1月貿易収支は98.26億ポンドの赤字(予想125.01億ポンドの赤字)であった。
(2):米長期金利上昇でクロス円下落
米10年債利回りが時間外取引で1.6%台を回復して上昇すると、ハイテク株が中心の米ナスダック先物が大幅に下落。独DAX指数も下げ幅を拡大した。これを受けて円買いが強まるとクロス円が下落。ドル/円は、リスクオフのドル買いに下値を支えられた。
(3):米2月PPI 2年4か月ぶりの上昇
米2月生産者物価指数は前年比+2.8%と予想(+2.7%)を上回り、2年4か月ぶりの高い伸びとなった。なお、食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比+2.5%(予想+2.6%)だった。また、その後に発表された米3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は83.0と予想(78.5)を上回った。
12日(金)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:109円台後半へ続伸期待
12日のドル/円は109円台を回復。米長期金利が上昇する中、一時109.16円前後までドル買い・円売りが進んだ。1.9兆ドル規模の追加経済対策の成立で米景気回復が加速するとともにインフレが高進するとの観測から、米10年債利回りは一時約1年ぶりに1.64%台まで上昇した。
ドル/円は引き続き米長期金利を睨んだ動きが見込まれ、9日に付けた約9か月ぶり高値の109.23円を上抜ければ109円台後半への続伸も期待できよう。ただ、明日16日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり、17日には金融政策・経済見通しの発表が行われる。米長期金利とドルは、上昇するにしても緩やかなものになりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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