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「ドル/円、8か月ぶり高値」 外為トゥデイ 2021年3月5日号

外為トゥデイ

目次

▼4日(木)の為替相場
(1):豪貿易黒字 過去最高に
(2):米失業申請 前週から小幅増
(3):OPECプラス 協調減産維持
(4):FRB議長発言で米10年債急上昇

▼4日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:
ポジション調整のドル売りに注意

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

4日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210305094327p:plain期間:4日(木)午前7時10分~5日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪貿易黒字 過去最高に

豪1月貿易収支は101.42億豪ドルの黒字となり、資源輸出の増加を背景に黒字額は予想(75.00億豪ドル)を上回り過去最高を記録した。

(2):米失業申請 前週から小幅増

米新規失業保険申請件数は74.5万件と予想(75.0万件)を僅かに下回ったが、前週(73.6万件)から小幅に増加した。

(3):OPECプラス 協調減産維持

石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟の産油国で構成するOPECプラスは、4月の産油量計画について、日量50万バレルの増産を否決。協調減産の維持を決定した事を受けてNY原油が急伸すると、資源国通貨である豪ドルが上昇した。

(4):FRB議長発言で米10年債急上昇

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、最近の米長期金利の上昇について「注目に値し、留意している」としながらも「無秩序な動きとなれば問題視するだろう」と述べて、現時点では静観する構えを再表明した。これを受けて米10年債利回りが再び1.50%を超えて急上昇するとドル買いが加速。ドル/円はその後107.98円前後まで上昇して2020年7月1日以来の高値を付けた。一方、クロス円は米長期金利の上昇を嫌気して米国株が反落する中で弱含んだ。

4日(木)の株・債券・商品市場

f:id:gaitamesk:20210305083126p:plain

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:ポジション調整のドル売りに注意

昨日のドル/円は107.98円前後まで上昇して昨年7月1日以来約8か月ぶりの高値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、最近の長期金利の上昇を静観する姿勢を示した事で米10年債利回りが再び1.50%を超えて上昇。これを受けてドル買いの動きが加速した。

ドル/円は本日中にも108円台に乗せる可能性が高まっている。ただ、RSI(相対力指数)など一部には過熱感=買われすぎを示すテクニカル指標もある。週末を控えている事もあって注目の米2月雇用統計の発表後はポジション調整のドル売りに注意が必要となろう。なお、米2月雇用統計の主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が19.8万人増(前回4.9万人増)、失業率は6.3%(前回6.3%)などとなっている。

注目の経済指標

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注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。