目次
▼17日(水)の為替相場
(1):日本貿易収支 予想を下回る
(2):英CPI良好もポンドは反応薄
(3):米1月小売 前月比は大幅増
(4):FOMC議事録 物価変動に言及
17日(水)の為替相場
期間:17日(水)午前7時10分~18日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本貿易収支 予想を下回る
日本1月貿易収支(通関ベース)は3239億円の赤字となり、赤字額は予想(6250億円)を下回った。
(2):英CPI良好もポンドは反応薄
英1月消費者物価指数は前月比-0.2%(予想-0.4%)、前年比+0.7%(予想+0.6%)。エネルギー、食品、アルコール、たばこを除いたコア指数は前年比+1.4%(予想+1.3%)であった。ポンドの反応は限定的だった。
(3):米1月小売 前月比は大幅増
米1月小売売上高は前月比+5.3%と、予想(+1.1%)を大きく上回る高い伸びとなった。自動車とガソリンを除いた売上高は前月比+6.1%と、さらに大幅な伸びを記録した(予想+0.8%)。これを受けてドル買いが強まると、ドル/円は106.20円台に上昇したが、東京市場で付けた106.22円前後の高値を超えられずに伸び悩んだ。なお、その後に発表された米1月鉱工業生産は前月比+0.9%と予想(+0.4%)を上回った。
(4):FOMC議事録 物価変動に言及
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、1月26-27日の会合の議事録を公表。春に一部の物価が大幅に上昇する見込みである事を踏まえ「多くの参加者がこうした一時的な物価の変化と基調的な物価の変化を区別する重要性を強調した」事がわかった。その他、「米経済が最大雇用というFOMCの広範で包括的な目標を達成するまでには程遠く、労働市場が素早く改善した場合でも目標達成には時間がかかる」との見方が示された。
17日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米長期金利の動向がカギ
昨日のドル/円は上昇一服。ドル買いが先行したが、約5カ月ぶりの高値圏となる106.20円台では戻り売りが優勢だった。米長期金利が小幅に低下する中、105円台後半に押し戻されて6日ぶりの陰線引けとなった。本日も、米長期金利の動向がドル/円のカギを握る事になろう。
世界的に新型コロナウイルスの新規感染が減少する中、経済回復に対する市場の期待は根強い。米長期金利は調整的な債券買いで小幅に低下する事はあっても、急低下する事は考えにくいだろう。ドル/円も押し目買いと戻り売りが交錯しやすい地合いが見込まれる。200日移動平均線が通る105.50円台がサポートと見られる一方、106.20円台は引き続きレジスタンスになりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。