バイデン次期米大統領の組閣が始まりました。
今週のニュースといえば、イエレン元FRB議長を財務長官への抜擢ではないでしょうか。
財務長官ポストには、FRBのブレイナード理事が意識された報道もいくつかありましたが、イエレン元議長が財務長官ならば、次期FRB総裁最有力候補はブレイナードさんとなるでしょう。
ということで、ハト派(イエレン)+超ハト派(ブレイナード)=ドル安 株高の連想は想像しやすいです。
結果、ダウは3万ドル到達、日経平均も高値を更新続けるわけですね。
またリスクオン全開ということで、新興国通貨やオセアニア通貨もようやく買われはじめました。ようやく思惑通りの値動きとなってきました。
この人事ですと、よりハト派の人物中心に組閣がされていくでしょうから、その都度、金融市場は反応すると思います。
先週に引き続き、豪ドルロングの目線を堅持し、NZ買いも意識したトレード戦略をご紹介したいと思います。
目次
▼ドル安継続、長期ではパリティを伺うのか?
▼豪ドル/米ドル サポートは0.7440付近から買い
▼NZドル/米ドルも高い!
ドル安継続、長期ではパリティを伺うのか?
豪ドル/米ドルの週足です。
今年の最高値は0.74台前半となっており、100pips以内です。ここを超えますと、視界良好、0.75と0.80が意識される展開となりそうです。
イエレンコール買いを意識した0.80のオプションも増え始めると思いますので、これより上のオプションも物色されてくるでしょう。
そうなれば、トレンドが発生しやすくなるかもしれません。
月内ターゲット0.7500に意識し、12月に突破してくる想定でロングを継続します。
マネーが緩和されれば、コモディティ高が相対的に起こります。よって、豪ドル中心にNZも含めてですといち早く好景気となるのはオセアニアではないでしょうか。
豪ドル/米ドル サポートは0.7440付近から買い
豪ドル米ドルの日足に時間軸を落とします。
この2−3週間は0.7250-0.7340のレンジだったのですが、上値をようやくブレイクしてきました。
トレンド発生の可能性が高く押し目を狙うプレイヤーもこれから増えてくると思われます。
よって、浅い押し目を狙うことを前提にトレードしていかなければならなくなりそうです。
現在のプライスは0.7356ですが、サポートラインが引ける0.7340の手前からで良いでしょう。第二の押し目の目処は0.7300の節目の手前にセットし、追加はこの2つをイメージしてスイングトレード継続です。
日足ベースのRCIは26が+80圏内に突入、RCI52も0.00ラインを明確に超えてきましたので、トレンドが加速する傾向がある上昇パターンです。
本物の上昇はここからRCI52も天井に張り付き、本格上昇トレンド化を狙ったスイングトレードと致します。
ストップは0.72割れにセットし、利食いは300pipsぐらいをしっかりと狙って行きたいと思います。
前回、前々回のコラムを参考にポジションを取られた方はおおよそ0.72後半の買いポジションだと思われますが、それらのストップは0.72割れとし、最低ターゲット0.7413の高値、0.75を意識してしっかりとスイングトレードで良いと思われます。
【参考・前回のコラム】:https://www.gaitame.com/media/entry/2020/11/18/161610
0.7413を超えてきましたら、ストップは0.73まで引き上げてリスクフリーでトレードを続けていきましょう。
NZドル/米ドルも高い!
NZドル/米ドルの週足もご紹介しておきます。
残念ながら、僕は先週買いポジションをもてず仕舞いしてしまいました(笑)
ただし、長期的な目線は豪ドルと同じなのでどこかでこちらも拾いたいところです。
現在、4週連続で陽線のため、非常に強い上昇がはじまっております。
豪ドルもこれに習って追随する格好でしょうか?
NZドル/米ドルは昨年の高値であった0.6970付近を超えてきております。
ここまで上がってしまっているので少額のロングポジションをこのサポートラインから取りたいと考えております。
ターゲットは0.7060と2018年の高値付近である0.74前半です。
株式市場も好調、新興国通貨も好調なことを考えますと、この上昇には肯けます。
基本的にリスクオン、ドル安相場を意識し、ドルストレート中心のドル売りトレードを続けたいと思います。
以上、今月はオセアニア通貨推しばかりになりましたが、今週もオセアニア通貨買い、12月下旬までは基本この路線でいきたいと今の所は考えております。ご参考まで。
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【先週のコラム】
【インタビュー】
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。