豪ドル/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・豪雇用統計良好でも上値重い
・自律反発で76円台へ
☆NYダウ3万ドル乗せで77円台にタッチ
足元の豪ドル/円は月初来高値に接近
19日こそ豪10月雇用統計が良好だったにもかかわらず75.40円前後まで弱含みましたが、その後は一転して上昇しました。
20日には75.90円台、23日には76.20と自律的に反発。
24日には米国の政権移行がスムーズに進むとの観測などからNYダウ平均が3万ドルの大台に初めて乗せると76.80円台へ続伸しました。
25日の東京市場では11日に付けた月初来高値77.10円前後に迫る77.04円前後まで上値を伸ばす場面もありました。
注目ポイントはRBA政策金利とGDP
豪州では、12月1日に豪中銀(RBA)が政策金利を発表。
翌2日には豪7-9月期国内総生産(GDP)の発表と、月初から重要イベントが続きます。
RBAは11月の会合で0.10%への利下げと量的緩和の拡大を発表しており、今回は据え置きが濃厚です。
声明で示される政策スタンスに注目という事になりますが、こちらも「雇用やインフレの見通しを鑑みつつ債券買い入れの規模を検討する。必要ならさらなる対応の用意がある」とした11月のスタンスから大きな変化はない見込みです。
GDPについては1-3月期、4-6月期と2期続けて前期比でマイナスを記録しており、今回はどこまで回復するかが焦点となります。
その他、米国を筆頭に株価が堅調を維持できるかもポイントになりそうです。
来週までの豪ドル/円の見通し
予想レンジ
74.750~78.250円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
☆12/1 RBA政策金利
☆12/2 豪7-9月期GDP
・主要国株価、国際商品価格
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