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「ドル/円、104円台を維持できるか」 外為トゥデイ 2020年11月18日号

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目次

▼17日(火)の為替相場
(1):英EU通商交渉進展 ポンド急伸
(2):RBA議事録 追加緩和示唆&当面利上げせず
(3):米小売 予想に届かずドル売り強まる
(4):パウエル議長「経済は下方向のリスク」

▼17日(火)の株・債券・商品市場・外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:上値重い展開継続

▼本日及び明朝の注目イベント

17日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201118091400p:plain期間:17日(火)午前7時10分~18日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英EU通商交渉進展 ポンド急伸

英国と欧州連合(EU)の通商交渉について、一部の英メディアの報道が伝わるとポンドが急伸した。報道によると、英国側の交渉責任者であるフロスト氏は、24日にも妥結する可能性がある着地点が見つかったとして、来週初めの合意に備えるようジョンソン首相に伝えたとの事。

(2):RBA議事録 追加緩和示唆&当面利上げせず

豪中銀(RBA)は、政策金利を0.10%に引き下げるとともに量的緩和の拡大を決めた11月3日の理事会の議事録を公表。今後については「国債買い入れプログラムが焦点になる」とし、必要なら追加策を講じる用意があるとした。また、当面は金融・財政政策が必要になるとし、少なくとも3年間は利上げを見込まないとの見方を示した。さらに、超低金利は世界的な現象であり、為替相場や資産価格に影響を及ぼしているとの認識を示した。

(3):米小売 予想に届かずドル売り強まる

米10月小売売上高は前月比+0.3%と予想(+0.5%)を下回る伸びに留まった。自動車を除いた売上高も前月比+0.2%と予想(+0.6%)に届かなかった。米個人消費低迷への懸念から、一時ドル売りが強まると104.07円前後まで下落した。なお、その後に発表された米10月鉱工業生産は前月比+1.1%と予想(+1.0%)を上回った。

(4):パウエル議長「経済は下方向のリスク」

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、「目先の経済回復には下方向のリスク」 「経済は依然として財政・金融政策を必要としている」「バランスシートの正常化を考えるのは時期尚早」「FRBの緊急融資制度を終了する時ではない」などとの見解を示した。

17日(火)の株・債券・商品市場・外為注文情報

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注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:上値重い展開継続

昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%下落。ドル安の流れが続く中、一時104.07円前後まで下値を切り下げた。新型コロナウイルスワクチンの開発が進み経済活動正常化への期待が高まる一方、経済活動が正常化しても米連邦準備制度理事会(FRB)は当分、金融政策の正常化には動かないとの見方がドルの上値を抑えている。パウエルFRB議長は昨日の講演で「緊急融資措置を終了させたり、債券買い入れの規模縮小を検討し始めたりする時期にはまだ達していない」と述べた。

こうした中、ドル/円は本日も上値の重い展開が続きそうで、再び104円台を割り込む可能性もあろう。103円台後半では本邦勢の押し目買いなどでひとまず下げ渋ると見るが、戻りは鈍いものになりそうだ。

本日及び明朝の注目イベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。