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「ドル/円、決め手欠く」 外為トゥデイ 2020年10月21日号

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目次

▼20日(火)の為替相場
(1):RBA議事録 ゼロ金利や追加緩和を議論
(2):EUソーシャルボンドに資金集中でユーロ高
(3):米住宅着工件数 前月から増加
(4):米経済対策協議 進展期待で米株上昇

▼20日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:105円台でもみ合い

▼本日の注目イベント

20日(火)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201021093053p:plain期間:20日(火)午前6時10分~21日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA議事録 ゼロ金利や追加緩和を議論

豪中銀(RBA)のケント総裁補が「政策金利をさらに引き下げる一定の余地ある」「緩和の詳細については推測できないが、期間が長めの債券買い入れが1つの選択肢」などと発言すると豪ドルは下落した。ただ、11月のRBA理事会で追加緩和が決まるとの見方は、既に市場に織り込まれていたため豪ドルの下げは限定的だった。その後、RBA議事録(10月6日開催分)は、政策金利をゼロに向けて引き下げる事や期間が長めの国債買い入れなど、追加緩和の可能性について議論した事を明らかにした上で「これらの刺激策は豪州の金融状況をさらに緩和する効果があるだろう」とした。

(2):EUソーシャルボンドに資金集中でユーロ高

欧州連合(EU)が初めて発行する170億ユーロのソーシャルボンド(社会的な課題解決に資するプロジェクト・事業のために資金を調達)に2330億ユーロあまりの需要が集まった。これを受けてユーロが上昇した。

(3):米住宅着工件数 前月から増加

米9月住宅着工件数は年率換算141.5万戸と市場予想(146.5万戸)には届かなかったが前月(138.8万戸)から増加した。

(4):米経済対策協議 進展期待で米株上昇

ペロシ下院議長(民主党)は、ムニューシン米財務長官との追加経済対策を巡る協議を前に「まだ合意していないが楽観している」と発言。米国株が上昇幅を拡大する中、豪ドル/円が上伸した一方、ドル/円はリスク・オンのドル売りに押されて上値が重かった。ポンド/円は英国とEUの通商交渉の難航が意識されて反落した。なお、その後の米追加経済対策協議では合意に至らなかったものの、米大統領首席補佐官のメドウズ氏が「協議は生産的で明日も継続へ」「全員が週末までの合意のために懸命に努力」などと述べて、今後の進展に期待を表明した。

20日(火)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:105円台でもみ合い

昨日のドル/円は105.70円台までドル買いが先行したが、NY市場に入ると一転してドル売りが優位となり105.40円台へと押し戻された。NY市場では、トランプ米政権と野党・民主党の追加経済対策協議が近く合意に達するとの期待が広がり、リスク・オンのドル売りに傾いた。なお、民主党のペロシ下院議長は「今週中に合意が纏まるとの希望を失っていない」と発言。

本日も、ペロシ議長とムニューシン米財務長官による経済対策協議が行われる。もっとも、米国の追加経済対策協議はドル/円相場の決め手にはなりにくい。合意ならリスク・オンで円売りとドル売りが交錯しやすく、不調ならリスク・オフでドル買いと円買いが交錯しやすいためだ。ドル/円は本日も105円台でもみ合う公算が大きい。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20201021092607p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。