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「ドル/円、リスク回避のドル高の持続性がカギ」 外為トゥデイ 2020年9月24日号

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目次

▼23日(水)の為替相場
(1):豪大手銀予想 RBA10月利下げ
(2):黒田日銀総裁 菅首相と初会談
(3):欧州感染再拡大 サービス業落ち込む
(4):英財務相 新たな雇用対策を発表へ

▼23日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
リスク回避のドル高の持続性がカギ

▼本日の注目イベント

23日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200924092057p:plain期間:23日(水)午前6時10分~24日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1)豪大手銀予想 RBA10月利下げ

豪大手銀ウエストパックは、豪中銀(RBA)が10月に現在0.25%の政策金利や3年債の利回り目標を0.10%に引き下げるとの予想を発表。これを受けて豪ドル売りが優勢となった。

(2):黒田日銀総裁 菅首相と初会談

黒田日銀総裁は菅首相との初の会談後に会見で「(政府と日銀の)共同声明に沿って政策運用する考えに変わりはない」などと発言。また、「為替について特に話したことはない」「為替はファンダメンタルズを反映し、安定的に推移することが望ましい」と述べた。

(3):欧州感染再拡大 サービス業落ち込む

仏9月製造業PMI・速報値は50.9と予想(50.6)を上回ったが、同サービス業PMI・速報値は47.5と、予想(51.5)を下回り、好不調の分岐点である50.0を割り込んだ。これを受けてユーロは一時下落した。なお、新型コロナウイルスの感染再拡大でサービス業の景況感が落ち込む傾向はドイツやユーロ圏のPMIでも同様だった。独9月製造業PMI・速報値は56.6、同サービス業PMI・速報値は49.1(予想:52.5、53.0)、ユーロ圏9月製造業PMI・速報値は53.7、同サービス業PMIは47.6(予想:51.9、50.6)であった。

(4):英財務相 新たな雇用対策を発表へ

スナック英財務相は、「英国のコロナ対策が適宜変化する中で、引き続き冬まで雇用を守る計画を24日午後に議会で発表する」と発言。ラーブ英外相が「2回目のロックダウンを排除しない」などと述べた事で一時133.10円台に下落していたポンド/円は、スナック財務相の発言を受けて134円台半ばまで反発した。 

23日(水)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
リスク回避のドル高の持続性がカギ

昨日のドル/円は、終値ベースで約0.4%上昇。米国株が大きく下落する中、リスク回避のドル買いが強まると一時105.49円前後まで上伸した。追加経済対策を巡る米議会の膠着などを背景に景気の先行きに不透明感が広がった。資源国や新興国通貨に下落圧力がかかる中、ドルは売り持ちの解消と見られる動きで全面的に上昇した。

ドル/円は、戻りの「第一関門」であった105.10-20円前後を突破。「第二関門」である20日移動平均線(105.62円前後)を視界に捉えた。とはいえ、リスク回避局面での上昇に対する違和感は拭えない。20日移動平均線より上の水準では、ドル買い・円売りの動きは鈍りそうだ。日足一目均衡表の雲の下限が通る106.00円付近にかけては、戻り売りが優勢となる公算が大きいだろう。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200924092451p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。