目次
▼13日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計好結果も豪ドル買い一時的
(2):米失業申請 3月第3週以降最少を記録
(3):米債入札不調などで金利上昇 ドル/円続伸
(4):米景気対策協議進展せず 円買い優勢
13日(木)の為替相場
期間:13日(木)午前6時10分~14日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪雇用統計好結果も豪ドル買い一時的
豪7月雇用統計は新規雇用者数が11.47万人増、失業率は7.5%と、予想(3.00万人増、7.8%)より良好な結果であった。ただ、これを好感した豪ドル買いの動きは一時的であった。
(2):米失業申請 3月第3週以降最少を記録
米新規失業保険申請件数は96.3万件と予想(110.0万件)を下回った。新型コロナウイルス感染拡大の影響が顕著となった3月第3週以降で最少を記録した。ただ、ドル/円の反応は小さかった。
(3):米債入札不調などで金利上昇 ドル/円続伸
米30年債入札がやや不調に終わった事や、アップル社が55億ドル規模の起債を発表した事から米長期金利が上昇。これに連れてドル/円は107.05円付近まで上値を伸ばした。
(4):米景気対策協議進展せず 円買い優勢
米景気対策に関する与野党の協議に進展が見られない中、弱含みで推移していた米国株が下げ幅を拡大。これを眺めて円買いが優勢となった。
13日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
107.00円台超えなるか
昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅高。一時107.05円前後まで上昇して3週間ぶりの高値を付けたが、107円台では戻り売り圧力が強く106円台に押し戻された。本日は、2日続けて上値を阻まれた107.00円台を超えられるかが最大の見どころとなる。アップル社の起債発表や、来週19日に行われる米20年債入札の増額によって米長期金利の上昇が続くかが焦点だ。
その他本日は、米国で7月小売売上高と7月鉱工業生産が発表される。特に小売売上高は個人消費が経済の柱である米国では極めて重要な統計だ。ドルや米長期金利への影響も小さくないだろう。これらの要因に加え、本日は週末を控えたポジション調整が出やすい事も踏まえると、想定レンジはやや広めにとっておきたい。
本日の注目イベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。