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「ドル/円、香港問題に反応薄」 外為トゥデイ 2020年5月29日号

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目次

▼28日(木)の為替相場
(1):ロウRBA総裁 マイナス金利と追加緩和に否定的
(2):中国 香港に「国家安全法」制定方針決定
(3):米失業申請 前週からやや改善
(4):トランプ大統領 中国対応で29日に会見予定

▼28日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
様子見ムードに覆われそう

▼本日の注目イベント

28日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20200529095029p:plain期間:28日(木)午前6時10分~29日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ロウRBA総裁 マイナス金利と追加緩和に否定的

豪中銀(RBA)のロウ総裁は議会証言で、国内の新型コロナウイルス感染状況が当初の予想より落ち着いている事から、景気の落ち込みは想定ほど深刻にならない見込みだとの認識を示した。このため、マイナス金利の導入や社債買い入れなど一段の量的緩和が必要になる可能性は低いと述べた。ただ、経済の見通しは依然として非常に不透明だとあらためて強調。今後長期間にわたって政策金利を史上最低の0.25%に維持する事を示唆した。

(2):中国 香港に「国家安全法」制定方針決定

中国の国会に当たる全国人民代表大会は、香港の統制を強める「国家安全法」の制定方針を賛成多数で採択。米国を始め国際社会の反対を押し切っての採択となったが、採択自体は織り込み済みのため市場に目立った反応は見られなかった。

(3):米失業申請 前週からやや改善

米新規失業保険申請件数は212.3万件と予想(210.0万件)を僅かに上回ったが前週(244.6万件)から改善。また、5月16日までの週の失業保険継続受給者数は2105.2万人と高止まりしたが前週(2491.2万人)から減少。減少は2月後半以来であり、コロナ離職からの職場復帰が始まった兆候が示された。その他、米1-3月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比年率-5.0%と速報値(-4.8%)から下方修正された。なお、内訳の個人消費は-6.8%と速報値(-7.6%)から上方修正された。

(4):トランプ大統領 中国対応で29日に会見予定

トランプ米大統領は、中国全人代による香港「国家安全法」の採択への対応として、翌29日に記者会見を開き中国に関する新たな政策を発表すると明らかにした。値上がりしていた米国株はこれを受けてマイナス圏に急落。豪ドル/円を中心にクロス円が上げ幅を縮小した一方、ドル/円は豪ドル/米ドルなどでのドル高に支えられて底堅く推移した

28日(木)の株・債券・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
様子見ムードに覆われそう

昨日のドル/円は、107円台後半で一進一退。終値ベースでは0.1%未満の小幅安だった。中国全国人民代表大会(全人代)が、香港の統制を強化する「国家安全法」の制定を採択。また、これに対して制裁を示唆しているトランプ米大統領が本日29日に会見を行うと発表したが、いずれもドル/円相場に目立った反応は見られなかった。ただ、米国株は大統領会見の予告を受けてマイナス圏に急反落して引けており、米中対立激化に対する懸念を示した。

週末かつ月末の本日は米大統領の会見待ちで市場全体が様子見ムードに覆われそうだ。対中制裁の発表が見込まれる米大統領会見を前に、主要株式市場では利益確定売りが強まってもおかしくないところだが、ドル/円相場への影響は小さいと見られる。

本日の注目イベント

f:id:gaitamesk:20200529093022p:plain※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。