いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
5月29日(金)豪ドル/円
基調
不安定
目先の注目材料
・5/29 トランプ米大統領記者会見
・主要国株価、国際商品価格
気が休まらない週末に
トランプ米大統領の記者会見が本日の注目イベントとして急浮上した。
昨日、中国全国人民代表大会は香港統制に向けた「国家安全法」の制定方針を採択。
トランプ大統領は、中国が同法を採択すれば「強力な制裁」を科すと表明していただけに、市場の警戒が強まっている。
なお、昨日のNYダウ平均は、会見の予告を受けてマイナス圏へと急落。
本日のオセアニア・アジア株も総じて弱含んでおり、週末・月末を前に主要株式市場は調整ムードとなっている。
先の報道によれば米国の対中制裁は、中国当局者や企業による取引の制限や資産凍結などが検討されている模様だ。
トランプ大統領が本日の会見で、これ以上の「強力な制裁」を発表すれば、一時的にせよ市場はリスク回避の動きを強める可能性がある。
米中対立懸念は株安とともに豪ドル安に繋がりやすいため注意が必要だろう。
現時点で、トランプ米大統領の会見時刻は不明であり、NY市場終了後になる事も考えられる。
そのため、会見の影響は取引が最も薄い週明けのオセアニア市場を直撃する事も想定すべきだろう。
ここ数カ月、順調に値上がりしてきた豪ドルのロングを保有する投資家にとっては、久しぶりに気が休まらない週末となりそうだ。
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