(1)
日本10月全国消費者物価指数は前年比+0.2%と市場予想(+0.3%)を下回り、前回から横ばいで推移。一方、生鮮品を除いたコア指数は前年比+0.4%と予想通りに前回(+0.3%)から伸びが加速した。
(2)
習近平・中国国家主席は米中通商協議について「必要であれば反撃するが、貿易戦争を起こさないよう積極的に取り組んでいる」などと述べたことが伝わった。
(3)
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁は講演で「我々の金融政策に対する副作用を引き続き注視する」「経済が回復している間は緩和的な政策スタンスが主な原動力となる」 「ECBの戦略見直しを近い将来開始する予定」などと発言したものの、足元の金融政策について直接踏み込む内容はみられなかった。
(4)
独11月製造業PMI・速報値は43.8と予想(42.8)を上回り前回(42.1)から改善したが、同サービス業は51.3と予想(52.0)に反して前回(51.6)から悪化。ユーロ圏製造業PMIは46.6と予想(46.4)を小幅に上回って前回(45.9)から改善したものの、同サービス業は51.5と予想(52.4)に反して前回(52.2)から悪化した。また、英製造業PMIは48.3、同サービス業は48.6と共に予想(48.9、50.1)を下回り前回(49.6、50.0)から悪化した。サービス業を中心に冴えない欧州経済指標を受けてユーロやポンドが売りに傾いた。
(5)
トランプ米大統領が米ニュースメディアの電話インタビューで「中国との合意は非常に近い」と答えた一方、香港反政府デモの支援に繋がる香港人権法案の署名については明言しなかった。
(6)
米11月製造業PMI・速報値は52.2、同サービス業は51.6と予想(51.4、51.0)を上回り、前回(51.3、50.6)から改善、米11月ミシガン大消費者態度指数も96.8と横ばい予想(95.7)を上回った。堅調な米経済指標を受けてドルに買いが集まるとドル/円が上昇したほか、④により対ドルでユーロやポンドが売り込まれた煽りを受けてユーロ/円やポンド/円は下値を拡げた。
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「米欧経済指標、明暗分かれる」 外為トゥデイ 2019年11月25日号
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