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「香港に米国が強行介入の流れとなるのか? 市場は大きなリスクオフ相場へのポテンシャルを秘めている。」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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米国にて、香港人権法案可決となりました。
香港人権・民主主義法案を全会一致で可決→香港デモ介入を実施する格好です。

これは中国側の反発必至でしょう。
一国二制度の事実上、機能崩壊について厳しく追及が始まるという流れです。
今晩にもトランプ大統領は署名するでしょう。
併せて、辛辣なコメントがTweetで発信されますと、ドル円やクロス円は大きく下落する可能性があります。

つまり、それは12月の米中通商協議は破談の可能性が高まり、且つ関税引き上げをさらに実施する可能性があるということです。
先ほど、VIX指数が5%アップしておりました。S&P500のコールオプションが積極的に買われている可能性があります。
米国株式市場は史上最高値から急落する恐れがありますので、要注意ではないでしょうか。

ドル円は久しぶりに大きく動き出しそうです。

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日足です。109.50まで高値を伸ばし、そこから1円ほど下落した格好です。
押し目買いの意欲は薄く、じわじわと下値を切り下げていくような雰囲気です。
108円から多少の買いが並んでいるでしょう。

ここ数ヶ月、米中協議が不調で終わっても株式市場が崩れない、リスクオフにならないという耐性が出来上がりつつありますので、悪い材料で下落することはないと多くのプレイヤーが思い始めているタイミングです。

このようなタイミングから相場は崩れ始めますし、今回の香港の材料は非常に根深いものがあります。しばらくカオスな状況はまだ続くでしょう。
米中代理戦争の場は香港に移された可能性があります。香港を断てば、中国から資本の流出経路が断てることができますので、トランプ大統領の署名行動には非常に注目度が高いと思われます。

トレンドラインを右方向に抜けてきている。

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ドル円4時間足です。
トレンドラインを右に割り込んできておりまして、非常に格好がよろしくありません。RCI26は0.0ラインで止められて下方向に再び向き始めました。
RCI52はボトム圏に突入しまして、-80付近で推移をしております。
この2本の位置関係とタイミングはバッチリです。下落トレンドが強く発生しやすい位置関係にあり、期待できそうです。そもそも3本とも下方向に向いておりますので、成り行き売りのシグナルでもあります。個人的にはこのプライスから成り行きショートを少し強めに入れ始めております。

損切り注文が少しずつ増えてくるか?

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逆転を始めました。
戻り売りの損切りの方が多かったのですが、ここまで下げてくると、押し目買いの損切りも総じて増加傾向にあります。108円の大きな買いが約定し、割り込みますと、これらが損切りオーダーに回りますから、107.50以下ぐらいから大きな白抜きマークが並んでくるのではないでしょうか。そうなれば、シメたものです。ショートポジションはホールドし、107円あたりまでターゲットにしたいと考えております。引き続き外為注文情報もしっかりと見ておきましょう。

香港問題が深刻化すれば、オセアニア通貨の下落幅も大きなものに。

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最後にNZ円です。 先日、政策金利引き下げが見送られたため、反発しておりましたが、高値の70円を超えていくことはありませんでした。 69-70円の狭いレンジを1ヶ月以上続けておりますので、そろそろブレイクした方向へは強く飛びそうです。ターゲットは67円と今年の安値更新方向にベッドしたいと考えております。政策金利引き下げは先延ばしただけですので、この米中問題が別の問題で悪化すれば、それは織り込まれていない材料です。動くと思われます。 ドル円、クロス円、すべてショート方向で良いのではないでしょうか。



【先週のコラム】
https://www.gaitame.com/media/entry/2019/11/13/162901



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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。