(1)
前週末17日に中国メディアは、米中は16日に「建設的」な閣僚級電話協議を行ったと報じた。また、前週末の英総選挙に絡む世論調査でジョンソン首相率いる保守党のリードが拡大。これらを背景に欧州市場に入るとポンド/円主導で円売りが強まった。
(2)
「中国政府は米国との通商協議に悲観的」とする米メディア記者のツイートをきっかけに円が急上昇。中国政府関係筋の話として、トランプ米大統領が関税撤廃は決まっていないと述べた事で中国は困惑(中国は原則合意したと考えていた)しており、協議はするが弾劾手続きや米国の選挙を理由に待つというのが現在の戦略だ、との事。
(3)
米連邦準備制度理事会(FRB)は、パウエル議長がトランプ大統領とムニューシン財務長官と会談したと発表。その後、トランプ大統領はパウエル議長とマイナス金利やドルについて協議した事を明らかにした。これを受けてドルは小幅に続落した。
ドル/円の見通し
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。109.00円台を回復して上昇していたが、米国との通商合意に関する中国当局のムードは悲観的だとする米メディア記者のツイートをきっかけに下げに転じた。さらに、トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長と会談し、マイナス金利やドルについて協議した事が伝わると108.50円台まで弱含んだ。
ただ、米国株は小幅に続伸して史上最高値を更新。クロス円もドル安の影響で底堅く推移しており、金融市場に悲観ムードは広がっていない。本日も、米中関連のニュースヘッドラインに一喜一憂する展開となりやすいが、市場センチメントが崩れなければドル/円の下値は限定的だろう。注目材料・注目イベントは少ないだけに、主要国の株価動向がカギとなりそうだ。