東証プライムの売買代金は概算で9兆2300億円。業種別では非鉄金属、石油・石炭、鉱業などが上昇した一方、証券・商品先物、サービス、小売などが下落した。証券会社が投資判断を引き上げた三井金属が急伸。証券会社が投資判断を引き下げたニコンが大幅に下落した。
ソフトバンクグループがきょうも強く、3%を超える上昇で5日続伸。米コーニング株の急騰を受けてフジクラや住友電工など電線株が人気化しており、古河電工は2桁の上昇率となった。清水建設や鹿島など建設株が全般堅調。原油高を追い風にENEOSや出光興産が買いを集めた。スタンダード市場の上場維持基準に抵触しているさいか屋が、資本政策および株主への対応を発表したことが好感されてストップ高となった。
一方、半導体株の多くがさえない動きとなっており、アドバンテストが2.8%安。任天堂、カプコン、コナミGなど、ゲーム株が弱かった。野村総研やNECなどソフトウェア関連が軟調。野村HDや大和証券Gなど証券株が軒並み安となった。治験結果が失望を誘った協和キリンが5%を超える下落となった。
日経平均は続落。きのうと似たような動きで、下げて始まった後にいったんプラス圏に浮上するも、後場に売り直されて下落で終えた。高くなったところで買いが続かないのが悩ましいが、日米の中央銀行イベントを来週に控える中、長期金利や為替に関する不安要素もあるだけに、仕方のない側面もある。米国株も金曜発表の8月消費者物価指数(CPI)を確認するまでは、様子見姿勢が強まりやすい。日本株はもうしばらく方向感が定まらない状態が継続するだろう。日経平均はさえないながらも安値は65017円までで、65000円は割り込まなかった。この近辺で踏みとどまることができるかに注目したい。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
