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FX/為替「ドル/円今日の見通し|ドル円は40年ぶり高値を巡る攻防が焦点」 外為どっとコム トゥデイ 2026年6月23日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年6月23日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼22日(月)の為替相場
(1):イランが協議を中断
(2):米・イラン和平協議が終了
(3):英首相 辞意を表明
(4):ECB総裁 「現時点でさらなる強力な対応必要ない」
(5):日米財務相 オンラインで会談

▼22日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:市場と当局の攻防が焦点/ ▼注目の経済指標・イベント

22日(月)の為替相場

期間:22日(月)午前7時00分~23日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):イランが協議を中断

米国とイランが21日にスイス中部のビュルゲンシュトックで和平協議を開始した。協議が進む中で、トランプ米大統領が「イランは直ちにレバノンで資金提供を受けている代理勢力が問題を起こすのを止めなければならない。もし止めなければ、先週以上にイランに激しい攻撃を加えるだろう」と自身のSNSに投稿。この警告を受けて、イランが協議を中断したとイランメディアが伝えたことで、ドルが全般的に買われて取引が開始された。

(2):米・イラン和平協議が終了

米国とイランの高官による和平協議が終了。仲介国を務めたカタールの外務省は同国とパキスタンの共同声明で、「米国とイランは60日以内の最終合意に向けたロードマップ(行程表)で合意した」と発表。また、「米イラン両国はレバノンでの戦闘を終結させるメカニズムでも合意し、ホルムズ海峡における商船の安全な通航を確保するための連絡手段も開設した」とも記した。

(3):英首相 辞意を表明

スターマー英首相が辞意を表明。与党・労働党の次期党首はバーナム前マンチェスター市長が有力視されており、無投票で新党首に選出された場合は、7月中旬までに新党首に就任する可能性がある。

(4):ECB総裁 「現時点でさらなる強力な対応必要ない」

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、欧州議会での証言で、「現時点では、インフレ期待が抑制を失いつつある兆候や、さらなる強力な政策対応を正当化するような二次的影響が生じているとの証拠は見られない」と述べた。また、ラガルド総裁は米国とイランの暫定合意を歓迎しつつ、「不安定な状況が続いている」として、「ECBは機敏であり続ける必要がある」との見解を示した。 ECBは今月11日の政策会合で2023年9月以来2年9カ月ぶりに利上げを実施し、政策金利である預金ファシリティ金利を2.00%から2.25%に引き上げていた。

(5):日米財務相 オンラインで会談

日経新聞などの日本の報道各社は、「片山財務相がベッセント米財務長官とオンラインで会談し、歴史的な円安への対応を協議し、為替介入の可能性についても議論したとみられる」と報じた。

22日(月)の株・債券・商品市場

日経平均: 72353.96 △1,103.90

豪ASX: 8816.139 ▼12.532

上海総合: 4163.097 △72.616

英FT: 10437.85 △74.58

独DAX: 25139.69 △153.87

NYダウ: 51712.71 △148.01

日10年債: 2.683 △0.027

豪10年債: 4.8109 △0.0003

英10年債: 4.808 ▼0.034

独10年債: 2.952 ▼0.033

米2年債: 4.2257 △0.0490

米10年債: 4.5088 △0.0555

NY原油: 74.82 ▼1.78

NY金: 4202.70 ▼43.20

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 160.800 ~ 162.300

ユーロ/円: 184.000 ~ 185.300

ポンド/円: 213.300 ~ 214.800

豪ドル/円: 112.700 ~ 113.500

ドル/円の見通し:市場と当局の攻防が焦点

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。およそ2年ぶりの高値となる161.93円前後までじり高で推移したのち、日米財務相がオンラインで会談し円安について協議した可能性があると伝わると161.07円前後へと急落する場面もあった。ただ、日米金利差の拡大観測などを背景とするドル高・円安圧力は根強く、一巡後は再び161円台後半へと反発した。市場は2024年7月に付けた161.95円前後をチャートポイントとして意識しており、これを上抜けると約40年ぶりの高値となることから上昇が加速するとの見方もある。昨日、日米財務相会談が急遽行われることになったのも、日本の当局がこの水準を強く意識しているからこそであろう。本日も161.95円前後をめぐる市場と当局の攻防が焦点となりそうだ。なお、日米当局は今年1月、「協調レートチェック」という斬新な手法でドル/円を数時間のうちに3円以上押し下げることに成功した経緯がある。それだけに161.95円前後の突破は容易ではないと見るが、仮に上抜けるとすれば米利上げ期待などを背景にドル高主導で続伸する場合だろう。NYタイムに発表される米6月製造業PMI・速報値(予想54.5、前回55.1)にも注目しておきたい。

注目の経済指標・イベント

06/23 (火)
16:30 〇 (独) 6月製造業PMI・速報値
16:30 〇 (独) 6月サービス業PMI・速報値
17:00 〇 (ユーロ圏) 6月製造業PMI・速報値
17:00 〇 (ユーロ圏) 6月サービス業PMI・速報値
17:30 〇 (英) 6月製造業PMI・速報値
17:30 〇 (英) 6月サービス業PMI・速報値
17:30   (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
22:45 ◎ (米) 6月製造業PMI・速報値
22:45 ◎ (米) 6月サービス業PMI・速報値
22:45 ◎ (米) 6月総合PMI・速報値
22:55   (英) テイラーMPC委員講演
26:00   (米) 2年債入札(690億USD)
26:30   (英) ディングラMPC委員講演

06/24 (水)
08:50 〇 (日) 日銀金融政策決定会合における主な意見

 
kanda.jpg 外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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