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いざ!米ドル円160円の大台へ挑戦|FOMC×日銀×原油高の方程式 2026/3/16 【FX分析 ドル円今後の見通し】

 

ドル円今週の予想

作成日:2026年3月16日 10時43分

160円の節目前に荒い値動き

今週のドル円は、上昇基調を保ちながらも、160円という心理的節目を前に値動きが一段と荒くなりやすい週になりそうです。中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が高止まりしており、米国ではインフレの高止まり懸念が出ています。これによりFRBは利下げを急ぎにくくなり、ドル買いが入りやすい環境です。一方で、日本では円安への警戒感が強く、160円に近づくほど当局のけん制発言や介入警戒が相場の重しになります。原油高はドル円を押し上げる材料ですが、上がるほど反落リスクも大きくなる難しい週とみています。

いまのドル円を動かしている材料

足元のドル高・円安は、複数の材料が重なって進んでいます。原油高により米国の物価再加速が懸念され、FRBが利下げを遅らせるとの見方から、米金利の高止まりを通じたドル買いが強まっています。さらに、エネルギーを輸入に頼る日本にとって原油高はコスト増につながり、円には逆風となります。このように、外部環境の悪化がドル買いと円売りを同時に呼び込んでいる状態です。

ただし、上値を追う材料ばかりではありません。片山財務相は16日、必要なら断固たる措置を取る姿勢を改めて示しました。160円に近づくほど、市場は「いつ介入が入ってもおかしくない」という警戒感を強めます。そのため、ドル円は買いが続いても利益確定売りが出やすく、値幅が大きくなりやすい点には注意が必要です。

米利下げ期待後退と日銀のタカ派姿勢進展なるか注目

今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月17日から18日、日銀の金融政策決定会合が3月18日から19日に予定されています。FOMCの3月会合は、政策金利そのものだけでなく、経済見通しと政策金利見通しを示すSEP(四半期経済見通し)が公表される会合です。市場にとっては、「据え置きかどうか」以上に、「年内の利下げをどこまで慎重にみているか」が重要になります。FRBがインフレリスクを強く意識する内容になれば、ドル円は160円より上の水準を試す流れが強まる可能性があります。反対に、景気への配慮が強く出れば、ドル買いがいったん和らぐ場面もありそうです。

日銀会合も同じくらい重要です。会合日程は3月18日から19日で、月末には今回会合の「主な意見」も公表予定です。市場では会合そのものに加え、植田総裁の会見で物価や円安についてどこまで踏み込んだ発言が出るかに関心が集まりそうです。いまのドル円は米側の材料で上がっている面が大きいものの、日本側から円安を強くけん制する姿勢が見えれば、上昇の勢いがいったん鈍る可能性があります。今週は、FOMCだけでなく日銀も相場の方向を左右する分岐点になりそうです。

テクニカル分析

ドル円 日足/10日移動平均線/RSI(9日)(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

ドル円 日足/10日移動平均線/RSI(9日)(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

日足チャートでは、152円近辺で下げ止まったあと安値を切り上げ、直近高値は159.746円付近まで達しました。10日移動平均線(158.30円台)を現在値が明確に上回っており、短期の流れは上向きです。

一方で、RSI(9日)は72.1と、買われ過ぎの目安となる70を上回っています。ここからは上値を追うほど値動きが荒くなりやすく、特に160.00円の心理的節目では、達成感からの売りや利益確定が出やすい局面です。

上値のポイントは、直近高値(159.746円前後)を明確に抜けられるかです。抜ければ160.00円を試す流れが期待できますが、伸び悩む場合は買いの勢いの鈍化を警戒する必要があります。下値は159.00円前後が目先の支えとなり、さらにその下の10日移動平均線(158.30円前後)が重要なサポートです。ここを明確に割り込むと、157円台後半まで調整が広がる可能性があります。

まとめ 上昇トレンドには逆らわない、でも高値追いは慎重に

今週の戦略は、「上昇トレンドには逆らわないが、高値追いは慎重に」が基本です。押し目買いが基本線ですが、RSIの過熱感を踏まえると159円台後半や160円台での飛び乗り買いはリスクが高いと考えられます。

買い場を探るなら、159.00円前後や158.30円付近への押し目を待ち、下げ止まりを確認してからのエントリーが推奨されます。強い相場なら押し目は一時的な調整にとどまり、再び上値を試すでしょう。逆に158.30円を明確に割った場合は短期の上昇シナリオが後退するため、無理せずポジションを軽くするのが賢明です。

また、160円前後では方向感よりも値動きの速さに警戒が必要です。一段高の余地がある半面、当局への警戒から急反落するリスクもあるため、利益確定は段階的に行い、損切りも普段より機械的に管理することが重要です。160円超えを深追いせず、短めに利益を確定していくスタイルが今週の相場には適しています。

今週の主な予定・経済カレンダー

  • 3月16日(月):米・ニューヨーク連銀製造業景気指数、米・鉱工業生産
  • 3月17日(火):米・住宅着工件数
  • 3月18日(水):米・2月PPI
  • 3月19日(木)未明:米・FOMC結果公表、SEP、パウエル議長会見
  • 3月19日(木):日銀金融政策決定会合、植田総裁会見

FOMC(17〜18日)と日銀会合(18〜19日)に加え、米PPIの2月分が18日に公表予定です。

 
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