
このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya
USMCA見直し交渉 自動車メーカーが懸念
今週8日に発表されたメキシコの5月自動車輸出台数は30.63万台と前年同月比で1.7%増加した。一方、同月の自動車生産台数は34.93万台となり、3.7%減少した。メキシコには日米欧韓の主要メーカーが生産拠点を有しており、輸出される自動車の75%が米国向けとなっている。なお、日本経済新聞は、米国、メキシコ、カナダ協定(USMCA)の見直しが7月に迫る中、各メーカーは「米輸出のコスト条件が厳しくなる可能性を懸念している」と報じている。
現行のUSMCAでは自動車部材品の75%を3カ国のいずれかから調達すれば完成車にかかる関税が域内ではゼロとなるが、トランプ政権は50%以上の部材を米国で(3カ国内ではなく)生産することを義務付けるよう求めている。また、トランプ政権は交渉を有利に進めるためのカードとしてUSMCAを離脱する可能性をちらつかせてメキシコやカナダに揺さぶりをかけているとされる。自動車はメキシコ最大の輸出品であり、多くの雇用を創出している主要産業だけに、USMCAの見直し交渉の行方はメキシコ経済にとって大きな意味を持つことになりそうだ。
メキシコペソ/円 週足チャート

【キャンペーン】のご紹介
【高金利通貨特集】「メキシコペソ/円」 ページはこちら
【最新チャート】「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所に所属する外国為替市場の為替アナリストが、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

