
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年1月21日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼20日(火)の為替相場
(1):英平均賃金伸びが鈍化
(2):米財務長官「誤った見方」
(3):独ZEW 21年7月以来の高水準
(4):デンマーク年金基金 米債売り計画
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:円安方向がやや優勢/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
20日(火)の為替相場

期間:20日(火)午前7時10分~21日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英平均賃金伸びが鈍化
英12月失業率は4.4%、同失業保険申請件数は1.79万人増と前月の修正値(4.3%、0.33万人減)からやや悪化した。国際労働機関(ILO)基準の英9-11月失業率は5.1%と予想通りに前月から横ばい。9-11月週平均賃金(除賞与)は前年比+4.5%と市場予想通りに前月(+4.6%)から伸びが鈍化した。
(2):米財務長官「誤った見方」
米国のベッセント財務長官は、トランプ大統領によるグリーンランド領有の意向をめぐる欧州との対立について「指導者たちが事態をエスカレートさせることはなく、最終的には非常に良い形で収束すると確信している」と語った。欧州が報復措置として米国債を売却するとの観測については「誤った見方だ」と断じ「まったく論理に反しており、その考えには断固として同意しない」と強調した。
(3):独ZEW 21年7月以来の高水準
独1月ZEW景気期待指数は59.6と市場予想(50.0)を上回り、2021年7月以来の水準に上昇した。ZEW(欧州経済センター)は「指数は大きく上昇しており、2026年が転換点となり得る」との見解を示した上で「景況感は明るいが、持続的な成長を可能にするために(ドイツを)より魅力的な場所にする取り組みを続けるべきだ」と指摘した。
(4):デンマーク年金基金 米債売り計画
デンマークの研究者向け年金基金「アカデミカーペンション」の最高投資責任者(CIO)は今月末までに米国債投資から撤退する計画だと発表。トランプ米大統領によるグリーンランド領有の要求が撤退の理由のひとつだと言明したほか、財政規律の緩みやドル安を米国債売却の理由に挙げた。同基金は昨年末時点で約1億ドルの米国債を保有していたことも明らかにした。一時ドル売りが強まったが、保有米国債の金額が小さかったこともあって大幅なドル安には至らなかった。
20日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:円安方向がやや優勢
昨日のドル/円は終値ベースでほぼ横ばい。日本の財政悪化懸念を背景に、日本の財政悪化懸念を背景に、30年債や40年債の利回りが過去最高水準まで上昇するなど「日本売り」が先行すると158.60円前後まで強含んだ。一方、海外時間に入ると、グリーンランドの領有を巡る問題を受けて「米国売り」となり、一時157.40円台まで下落するなど荒い値動きとなった。 本日は、日本の財政懸念を背景とした円売りと、グリーンランド問題を巡るドル売りの綱引きが続く見通しだ。ただ、市場ではトランプ大統領の関税を巡る発言は交渉初期段階での戦術的な揺さぶりに過ぎず、最終的には妥協に向かうとの見方が根強い。米欧関係の悪化が一段と進まない限り、過度なドル売りは出にくいとみられることから、ドル/円は157円台後半から158円台前半を中心に、地合いとしては円安方向がやや優勢と考えられる。
注目の経済指標:英CPI

注目のイベント:ECB総裁発言
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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