
このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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国内の反対押し切り米国に歩調を合わせる対中関税強化を決定
メキシコ議会は先週10日、同国と貿易協定を結んでいない中国などのアジア諸国に対し、5-50%の関税を課す法案を可決。新関税は、衣料品、金属、自動車部品など幅広い品目が対象となり、来年から施行されることが決まった。メキシコの製造業者は中国の部品供給チェーンに大きく依存していることから、関税引き上げによるコスト増で利益が圧迫されることに対して強く反対していた。しかし、同国財務省は新関税が施行されれば、関連収入が2024年比で8.3%増えると主張している。
メキシコのシェインバウム政権としては、国内の反対を押し切って対中貿易障壁を強化する米国の取り組みに歩調を合わせた格好だ。米国による対メキシコ鉄鋼・アルミ関税の引き下げや撤廃を狙った措置との見方が強い。なお、新関税に対するメキシコ金融市場の反応は限定的で、ペソは主要通貨に対して堅調を維持。対ドル、対円ともに年初来高値圏での推移が続いている。同国の代表的な株価指数であるボルサ指数は12日に史上最高値を更新した。
メキシコペソ/円 週足チャート

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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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