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来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「ポンドは200円突破叶うか注目、ユーロも175円が視界に」ハロンズ FX 2025/7/20 #外為ドキッ

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2025年7月18日 13時32分

ポンドは200円突破叶うか注目、ユーロも175円が視界に

ユーロ/円・ポンド/円は上伸

ユーロ/円、ポンド/円は底堅い展開。円安の流れを受けてユーロ/円は173.239円、ポンド/円は199.733円まで上昇しました。円安の背景としては、日銀による年内の利上げ期待が高まりづらいほか、将来的な日本の格下げ不安が意識されている可能性があります。その後、パウエル米FRB議長の解任を巡る報道を受けて円が急速に買われると、ユーロ/円は171.833円、ポンド/円は197.890円まで下落する局面はありましたが、トランプ米大統領がこの報道を否定すると、ユーロ/円は172.75円付近、ポンド/円は199.60円付近まで戻しました。また、ポンド/円に関しては、英国の雇用情勢は8月利下げの論拠を高める材料となったものの、すでに利下げが相当に織り込まれているほか、9月の連続利下げを高めるほどの内容ではなかったため、ポンド相場への影響は限定されました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

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※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

ECB理事会は無風、英利下げペースは限定

来週はECB理事会が開催されます。金融当局が、今回の利下げサイクルが終了に近づいていることを明らかにしているため、米国の関税策の影響を受けた世界経済に関するデータの蓄積を待ちたいとの思いから、7月会合では金利は据え置かれる予定です。ラガルド総裁の景気やインフレに対する認識は注目ですが、金利見通しに対して新たなヒントは出てこないと考えられ、おそらく無風通過になるのではないでしょうか。日本の政治的な不透明感による円の先安観や、シカゴ通貨先物市場でのユーロ買いが続いていることを踏まえると、ユーロ/円は底堅い展開が見込めそうです。

一方、英国の雇用情勢は予想されていたほど深刻ではなかったものの、4月に実施した最低賃金引き上げと、260億ポンド規模の給与税増税により、企業の負担は高い状態で、労働市場や経済成長に対する不透明感は残っています。特に、利下げペースを見る上では、労働市場の動向が着目されています。もっとも、サービス分野を中心にインフレが底打ち感を示しており、早急に利下げペース加速への期待は高まり難そうです。こうした点はポンド相場をサポートするでしょう。ポンド/円もユーロ/円と同様に、押し目買いスタンスが優勢とみています。

ユーロ/円・ポンド/円、上目線維持も高値警戒怠れず(テクニカル分析)

ユーロ/円は、21日移動平均線や日足一目均衡表・転換線に支えられながら、1年ぶりの水準となる173.20円台まで上昇し、底堅い展開が続いています。期間21日のボリンジャーバンドの+1σ~+2σの間でバンドウォークしており、175円が視野に入ってきています。ただ、スローストキャスティクスの%Dラインが、Slow%Dラインを下抜けてデッドクロスが出現している点で、一目転換線を明確に下回るようなら、170.56円付近を推移する21日線のサポート力を確かめに行く危険はあります。

一方、ポンド/円は、上昇余地はあるものの、200.00円の心理的節目が意識されて同水準手前で足踏み状態が続いています。早急にこのレジスタンスを超えて、203.00円を目指す軌道に乗りたいところです。ただ、200.00円の壁を越えられないようだと、さすがに買い疲れから195円付近までの調整が出ても不思議はないとみています。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:EUR/JPY:170.000-175.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:GBP/JPY:195.000-203.000

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一言コメント

多くの学校で今週末から夏季休暇ですね。できるなら、私も学生時代に戻って、夏休みをもう一度、エンジョイしたいです。いい思い出をたくさん作ってください。

 
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