ポンド/円今日の見通し「BOEは据え置き予想注目は投票」FXトレード戦略　2025/6/19

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

短期トレード即効チャージ　ポンド円

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中！

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日20:00 BOE政策金利発表！
・5月8日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を4.25%へ25bp（0.25%ポイント）引き下げた。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中5人が25bp利下げを支持、2名は50bpの利下げを支持、2名は据え置きを支持した。

・6月18日に発表された、英5月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.4%で市場予想（+3.3%）を上回ったものの、前月（+3.5%）から低下した。CPIコアは+3.5％で前月（+3.8%）から低下し、サービスCPIは+4.7％だった（前月+5.4%）。

・6月12日に発表された英4月月次国内総生産は前月比-0.3%で予想（-0.1%）を下回った。
5月15日に発表された、英1-3月期国内総生産（GDP）は前期比+0.7%で市場予想（+0.6％）を上回った。

・6月10日に発表された英5月失業率は4.5%で前月（4.4%）から上昇。2-4月週平均賃金（除賞与）は前年比+5.3％と市場予想（+5.5%）や前月（+5.6%）を下回った。

・英5月製造業購買担当者景気指数（PMI）・改定値と5月サービス業PMI・改定値はそれぞれ45.1、50.2となり、速報値（46.4、50.9）からともに下方修正された（6月2日、4日）。

今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ

BOEは据え置き予想注目は投票

英中銀（BOE）は昨年8月に利下げを開始、その後は一会合ごとに利下げと据え置きを繰り返している。前回5月8日の金融政策委員会（MPC）で25bp（0.25%ポイント）の利下げを実施し、ベイリー総裁は今後の利下げペースについて「段階的で注意深いアプローチを続ける必要がある」との認識を示していた。今月に発表された英国の主要な経済指標は英5月小売売上高は前月比で大幅な増加となった一方で、英5月雇用統計では失業率が悪化し、3カ月間の週平均賃金も低下するなど軟調な結果となっている。昨日発表された英5月消費者物価指数（CPI）は前月に急反発した影響もあり、前月から低下を示したものの、2024年2月、3月以来となる2カ月連続の前年比+3.0％を超える伸び率となっている。
BOEが連続の利下げに慎重な姿勢を示している上に、インフレは反発気味、トランプ関税に関しても先行きが不透明な状況は変わっていない。こうした状況から、市場は今回BOEは金利を据え置くことをほぼ織り込んでいる。注目はMPCメンバーの投票結果となる。前回の会合で50bp利下げを支持したメンバーが2人いたことから、この人数がどれだけ増えていたか、そしてMPC後の声明やベイリー総裁の会見から次回の利下げ時期を探ることになるだろう。
ただし、市場の注目は中東情勢に向いている。昨日の米連邦公開市場委員会（FOMC）ですら方向感が出ずに反応が限定的だったことを考えると、本日のMPCへの反応は短期的なものとなりそうだ。

ポンド/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

20:00 BOE政策金利

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルはともに晴れ。12時にポンド/米ドルのRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

経済指標カレンダーはコチラ