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FX「政策金利は据え置きか。イマモール市長に懲役7.4年求刑」トルコリラ見通し

 

総括

FX「政策金利は据え置きか。イマモール市長に懲役7.4年求刑」トルコリラ見通し

(通貨最下位、株価最下位)   
予想レンジ トルコリラ/円3.4-3.9

*通貨最下位、株価最下位 長期金利は高い
*今週の政策金利は据え置きか
*イマモール・イスタンブール市長が出廷
*インフレ期待は改善
*5月CPI低下で利下げ予測も一部にある
*4月の小売売上高は急増
*トルコ中銀と中国人民銀行、通貨スワップ協定を更新
*新憲法論議で野党を抑圧
*4月雇用が悪化
*静かなる弾圧、野党議員を含む数十人を逮捕。ただ支持率は野党がリード
*トルコ中銀がリラ安容認か=ゴールドマン
*外貨準備残高が増加中(リラ売りか)
*米国の相互関税は10%
*トルコの外貨預金比率は34.25%で高い

(トリプル安継続)
 リラは年初来最弱で対円16.97%安、対ドルで10.88%安。株価(イスタンブール100指数)は年初来4.89%安、10年国債利回りは31.5%と依然高い水準にある。

(今週の政策金利は据え置きか)
 トルコ中銀は19日に政策金利である1週間物レポ金利の46%での据え置きを決める一方、上限金利に相当する翌日物貸出金利を1.5%引き下げて47.5%にする見通し。
3月にエルドアン大統領の政敵であるイスタンブールのイマモール市長が逮捕されると市場で急激に売りが膨らみ、中銀が4月に政策金利を42.5%から46%に引き上げていたが、5月の消費者物価の前年同月比と前月比の上昇率は、予想を下回ったことがある。

(イマモール・イスタンブール市長が出廷)
 投獄されているイスタンブール市長のイマモール氏は、同市の検察官を脅迫した罪で月曜日にトルコの裁判所に出廷した。イマモール被告は、イスタンブールの主任検察官ギュルレク氏の誠実さを疑問視する発言をしたとして裁判を受けている。

検察によれば、彼は「公務員に対する脅迫」と「侮辱」、そして対テロ活動に関与した個人を「標的にした」罪で起訴されている。
検察官はイマモール氏に対し、最低でも懲役7年4カ月の禁錮刑と政治的活動禁止の処分を求刑した。

エルドアン政府はこれらの事件への政治介入の非難を否定し、司法は独立していると主張している。

(インフレ期待は改善)
 中銀の6月の市場参加調査によると、2025年末までのインフレ期待は5月の30.35%から6月には29.86%に低下した。
 12カ月先のインフレ期待も5月の25.06%から6月の24.56%に低下し、24カ月先の期待は17.77%から17.35%に低下した。

(4月の小売売上高は急増)
4月の小売売上高は前年同月比11.5%急増した。前月比では2.8%増加した。
 卸売業の売上高が前年比8%増加し、自動車やオートバイの卸売・小売業および修理業の取扱量は13.8%増加した。

5月自動車生産は前年比1.7増、ただ米関税引き上げの前の駆け込み輸出がでた4月の22.8%増からは伸び幅縮小

4月経常収支は78.64億ドルの赤字、予想は47億ドルの赤字。貿易、所得収支が悪化した。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

再びボリバン2σ下限から反発

日足、ボリバン2σ下限から反発、まだボリバン下位。6月13日-16日の上昇ラインがサポート。6月11日-16日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
 週足、2週連続陽線後の先週は伸びず。ボリバン下位。3月17日週-6月9日週の上昇ラインがサポート。5月12日週-6月9日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
 月足、3月-4月の上昇ラインを下抜く。現在は2σ下限あたり。3月-4月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から3円台へ沈む。2025年もここまで陰線。

メルハバ

トルコ中銀と中国人民銀行、通貨スワップ協定を更新

 トルコ中銀は13日、中国人民銀行との二国間通貨スワップ協定を更新し、トルコリラと中国人民元の現在の為替レートを反映するように条件を更新したと発表した。この合意はトルコ中銀カラハン総裁と中国人民銀行潘功勝総裁氏によって署名された。
 声明によると、改定された協定により、両機関間の現地通貨スワップの最大想定額は1890億トルコリラ、または350億中国元(47億9000万ドル)となる。
 この取り決めは、スワップ融資による貿易決済制度と二国間の金融協力を通じて二国間貿易を促進することを目的としていると述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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