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2024/12/17～
S&P500：最新の見通し
＜現在の市況＞
今夜から開催されるFOMC（連邦公開市場委員会）について、市場の注目は今後の利下げペースに集まっています。
現状、市場では0.25%の利下げがほぼ織り込まれており、より重要なのは四半期ごとに公表される政策金利見通し（ドットチャート）の内容です。前回9月の時点では2025年までに4回の利下げ（うち年内2回）が予想されていましたが、現時点での予想では2回程度に下方修正される見込みです。一部のアナリストからは1回の利下げ、あるいは利下げの一時停止を予想する声も出ています。
今夜の米国小売売上高の発表も重要なイベントとなります。前月から上昇すると予想されており、ブラックフライデーの影響も含めて、予想を上回る強い数値が出た場合、FRBメンバーの利下げに対する見方に影響を与える可能性があります。
株式市場では、S&P500が6000ポイント付近で横ばいの展開が続いています。下値6030ポイント、上値6100ポイント付近でのレンジ相場となっており、テクニカル指標からは相場の底堅さが示唆されています。移動平均線は3本ともパーフェクトオーダーを形成し、RSIも50台から上昇に転じており、上昇圧力が継続していると見られます。
FOMCの政策発表までは様子見の展開が続くと予想されます。トレード戦略としては、レンジ下限での押し目買い、上限での利益確定が有効と考えられます。ただし、レンジを下抜けた場合は、速やかな損切りも検討する必要があります。
このように、今週は金融政策と経済指標の発表を受けて、相場が大きく動く可能性がある重要な週となっています。
S&P500 チャート分析①（日足）
S&P500 チャート分析②（4時間足）
最新のS&P500チャートはコチラ
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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