【ドル円週間予想】151.80割れの越週か、151.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は一段のドル下落へ。155.80-90を上抜けて越週すれば下値リスクがやや後退。
直近の日足は前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れずに大陰線の出現となりました。単体では下値リスクの高いものであることや、154.50-60の日足の抵抗を若干下抜けて終えており、下値リスクがやや高い状態ですが、下値を切り上げる流れを維持しており、調整下げの範囲内に留まっています。週初の下値トライに失敗すれば、再度155.00～155.50ゾーンの上値抵抗をトライする動きが強まると見られますが、156.20-30に強い抵抗が出来ており、156.50超えで終えるまでは上値余地が拡がり難くなっています。また、152.10-20，151.40-50に日足の下値抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化してドルの下落余地がさらに拡がり易くなります。日足の上値抵抗は、154.90-00，155.50-60，156.20-30に、下値抵抗は153.90-00，152.50-60，152.10-20，151.40-50にあります。21日、120日、200日移動平均線は152.94，151.21，151.83に位置しており、短期トレンドをサポート中ですが、151.40以下で終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。
一方直近の週足を見ると、実体が小さく上ヒゲの非常に長い陽線引けとなり、上値トライに失敗して押し戻された形となっています。トレンド自体は崩れておらず、上値トライの可能性に繋げていますが、9月に付けた139.58を基点として反転、上昇の流れに入って9週間が経過しています。日柄から見ればドル/円の一相場である8～9週間を消化したことから、先週付けた156.75で戻り天井を確認した可能性が生じており、今週はドル買いも慎重に臨む必要があります。週足ベースで見た強い下値抵抗が152.90-00，152.40-50，151.80-90に控えて、これらを守り切って反発に転ずる可能性を残していますが、全て下抜けて越週した場合は、短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。さらに149円台も割り込んで越週した場合は、立上げ時に残した144～145円台の足元の弱さを固め直す動きが強まり易くなります。一方上値は、今週の週足ベースで見た強い抵抗が155.80-90にありますが、これを上抜けて越週出来れば下値リスクがやや後退，156.80-90，157.20-30の抵抗を全て上抜けて越週した場合は，158.10～158.40ゾーンにある中期的な上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。31週、62週移動平均線は152.14と150.25に位置しており、短期トレンドをサポート中ですが、151.80以下で越週した場合は短期トレンドの変化に要注意。
今週の戦略は、ドル買いは153.00-10で押し目買い。損切りは152.40で一旦撤退です。売りは155.40-50の戻り待ちとします。損切りは156.10で撤退です。
上値は、154.90-00，155.40-50，155.80-90にやや強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる展開が予想されますが、全てクリアし、さらに156.20-30，156.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は下値リスクがやや後退、156.80-90，157.20-30の抵抗もクリアして終えた場合は、158.10-20，158.40-50にある中期的に見た強い抵抗をトライする動きへ。下値は、154.30-40，153.90-00，153.50-60，153.20-30，152.90-00に強い抵抗が控えており、これらを切り崩しきれずに反発に転ずる可能性を残していますが、152.50-60，152.00±10銭、151.40-50の抵抗を全て切り崩して終えた場合は、短期トレンドが変化してドルの下落余地がさらに拡がり易くなります。可能性がまだ低いと見ていますが、149円を割り込んで越週した場合は新たな下げエネルギーを得て144～145円トライへ。
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