豪ドル/円今日の見通し「中国の支援策は期待外れ豪ドルは引き続き中国株の動向に注目」2024/11/11

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は反落。終値は前営業日比-1.98ドルの1バレル=70.38ドル（11月8日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちら＞

・11月5日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。声明は「インフレの上振れリスクに引き続き警戒する必要性」など、前回会合から大きな変化はなかった。

・10月31日に発表された豪9月小売売上高は前月比+0.1%と市場予想（+0.3%）を下回った。

・10月30日に発表された豪7-9月期消費物価指数（CPI）は前年比+2.8%（予想：+2.9%、前四半期：+3.8%）、同時に発表された豪9月CPIは前年比+2.1%（予想：+2.3%、前月：+2.7%）となり、いずれも予想以上の鈍化となった。

・10月17日発表の豪9月雇用統計は、雇用者数が6.41万人の増加と市場予想（2.50万人増）を上回った。また失業率と労働参加率はそれぞれ4.1％、67.2%となった。失業率は上方修正された前月から横ばい、労働参加率は過去最高だった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

中国の支援策は期待外れ豪ドルは引き続き中国株の動向に注目

8日は中国全国人民代表大会（全人代）の常務委員会が地方政府の債務上限を引き上げると発表。ただ、市場では追加の景気支援策が打ち出されるとの期待があったことから、中国株価指数先物が急落した。9日には中国10月消費者物価指数（CPI）と同生産者物価指数（PPI）が発表されたが、ともに市場予想を下回る結果となった。PPIは24カ月連続でマイナスだ。中国政府の打ち出す支援策は市場が期待するほどの規模ではなく、中国の景気回復が遅々として進んでいないことは、同国と交易関係の強い豪ドルにとって上値を抑える一因となりそうだ。本日は米国が祝日休場のため、中国株の動向に注目したい。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国株価指数の動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り。7時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとRSIでシグナルが点灯

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。