ドル円は売りでエントリーが良いと考えるが、上方への動きも警戒が必要【明快!テクニカルレビュー】
動画配信期間:2024/08/12~2024/11/12
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
目次
0:00 ドル円トレード戦略
2:05 対円通貨ペア分析
4:00 対ドル相場の動向
6:38 CFD市場:金(ゴールド)の動向
8:08 まとめ
8:35 【PR】口座開設特別キャンペーン
動画の要約・まとめ
全体的な市場の印象:
- 市場は先々週の大きな動きから、やや落ち着きを取り戻しつつある。
- 値動きが激しく1分足チャートを見るしかない状況から、先週末は5分足でも取引が可能になるなど、やや安定してきた印象。
- ただし、完全な回復とは言えず、先々週の取引価格帯が依然として重く影響している。
通貨ペア分析:
1. ドル円:
- 大きく売られた後、月曜日に下ヒゲを伴って戻す動き。
- 短期移動平均線水準を超えたが、戻りは限定的。
- 日本の金融政策に関する発言が市場に混乱をもたらした可能性。
2. ユーロ円:
- ドル円とほぼ同様のチャート形成。
- 中期・長期の移動平均線がデッドクロス。
- 短期移動平均線水準をようやく回復。
3. ポンド円:
- 他の通貨ペアと比較してやや良好な動き。
- 週間高値を金曜日につける。
4. 豪ドル円:
- 月曜日の下ヒゲが非常に長い。
- 安値から6円以上戻すも、全体的な下落を考えると安心できる水準ではない。
5. ユーロドル:
- 月曜日に上昇後、戻される動き。
- 8月2日の高値が鍵となっている可能性。
- 高い位置をキープできている限り、売りポジションを積極的に取る必要はない可能性。
6. ポンドドル:
- 中期移動平均線が下向き基調に変化。
- 実体線が直近の出来高の下方に位置。
7. 豪ドル/米ドル:
- 長い下ヒゲを伴い、一旦底打ちの可能性。
- 週末にかけて戻すも、戻しただけの印象。
CFD (金):
- 実体線が長期移動平均線水準を割り込まなかったのは評価できる。
- 微妙に下値を切り上げている印象。
- 実体線が3本の移動平均線の上側で引けた点も評価対象。
- 短期・中期の移動平均線のゴールデンクロスも見込める。
- 気持ち買いで攻めても良い可能性。
トレード戦略:
- 短期勝負が中心となる市場環境。
- 水準感での売買よりも、短期の動きを捉えるトレードが適している。
- ドル円は個人的には売りでエントリーが良いと考えるが、上方への動きも警戒が必要。
- 損切りをしっかり入れながらのトレードが重要。
注意点:
- 先行きの読みにくい相場環境が続いている。
- 相場感が見える局面での勝負が重要。
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「FX ウィークリーテクニカルレポート」
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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